こんにちは、インテリアコーディネーターのkimicoです!
前回、「家を建てる時にまず考えること」の前編をお届けしました。
今回はその続きをお話したいと思います!
家を建てる時にまず考えること
①まずは今の暮らしの不満をアウトプットする
②不満の内容を掘り下げてみる
③暮らし、人生の希望や理想を思い描く
現在の不満を全て洗い出したら、希望や理想を考えていきましょう。
さぁようやく楽しい時間ですね♪
これも、大きなふわっとした内容だとまとまりにくい、相手に伝えにくいことが多いので、日常で気付く小さなことなどから着想を得るのが考えやすいかなと思います。
例:
・休日は家族みんなでキッチンに立って料理したいな
・趣味の読書にゆっくり浸れる場所がほしいな
・コレクションを飾る場所がほしいな
・急な来客にも対応できるようにしたい
・高齢になってからも暮らしやすい家にしたいな
この時のポイントは、予算の事はいったん考えずにとにかく挙げる!です。
想定よりも安い金額で叶えられることもあるし、その逆もしかり。
また思いもよらない別案で解決できることもあったりします。
ですから「でも、こういうのって費用が高くなるって聞くよなぁ」とはじめから希望を取り下げずに、自分がどんな暮らしをしたいのかをいったん全てはきだしましょう。
上記例のように「どうしたいか」を細かく考え伝えることで、より具体的に住宅会社が希望を汲み取ることができるのでいいのですが、どういったことができるのか自体分からないよ、、、という方も少なくないですよね。
その場合は、SNSなどを利用していろいろなお宅の写真をチェックしてみましょう!
最近は家づくりの過程や新居をSNSで公開している方もたくさんいらっしゃいます。
いろいろな家の写真に触れることで、自分の希望に気付くこともあるし、「こういう感じにしたい」という希望もビジュアルで伝えられる写真があると、相手の理解度も高くなります。
もちろん、ふわっとした希望をもとにお客様の理想を引き出してくれる家づくりのプロも多くいらっしゃいます。
私も常にそのように尽力しています。
けれど、残念ながらそうでない場合もあります。
力不足の場合もあれば、相性の良し悪しが原因の場合もあります。
どちらにせよ、最終的に自分の家が満足のいく仕上がりになるかどうかは、家づくりの主役がどこまで家のことを考えるかにかかっているといっても過言ではありません。
ぜひ、時間をかけてゆっくりじっくり考えてみてくださいね。
④優先度の順位付けをする
③で新しい住まいに求めることが全て出そろったら、できるものとあきらめるものを決めていく、取捨選択の段階に入ります。
ここで考えるのは完全に「やる」「やらない」の判断ではなく、これは絶対に採用したい、これは予算次第かな、これはできればうれしい程度かな、という優先順位付けです。
同じ家に暮らす家族でも、この優先度は異なることが多々ありますので、個々の優先度をすりあわせてとりまとめてみましょう。
具体的な金額が分かったり打合せを進めていく段階で、この優先度は多少変わっていくかもしれませんが、「絶対にやりたいこと」「絶対に避けたいこと」はぶれないはずです。
逆にこれを当初からはっきりさせておくことで、それを叶えるために他をどう調整するか、対策が立てやすくなりますよ。
以上の①~④を経てまとめた内容を住宅会社さん、設計担当やICの方にお伝えすれば、きっとよい打合せ、検討をしていただけると思います。
これはなにも注文住宅に限ったことではなく、建売住宅を購入する場合にも役に立ちます。
「新居に絶対取り入れたい」という希望が備わっていない住宅を、タイミングと価格だけで即決してしまうのは危険です。
家を買いたいな、建てたいなと漠然とでも想っている方は、ぜひお時間のある時からじっくり考えてみてくださいね。
どなたかのご参考になったらうれしいです。
ではまた!
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