インテリア(デザイン)と収納(機能性)の両立を目指すお家づくり

                                                                                  インテリアコーディネーターと整理収納アドバイザーの目線で、最適解なモノ選びやコーデのコツ、家作りの考え方などを発信しています。

見せる収納スペースでお気に入りを愛でる。

こんにちは、インテリアコーディネーターのkimicoです!
 
「入居して2年経った我が家の風景シリーズ」から少し脱線していたので、いったん戻しまして。
キッチンから見える通路の風景について、少しご紹介したいと思います。
 

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我が家は、キッチン、ダイニングから洗面所へと向かう途中の通路(通路といっても1mほど)の壁面に小さな収納を設けました。
320mmほどの本当に少しの幅ですが、ここにあると便利なものを収めるのに必要な収納量はあるので満足しています。
何より、飾りながら収納したお気に入りのものたちがキッチンから見えるので、ダイニングの風景しかり 家事中の私のモチベーションUPに貢献してくれています。
 
では、ここに収納を設けた目的や収納の様子についてまとめましたので、どうぞお付き合いください。
 

通路に収納スペースを作ったわけ

①収納の適材適所

まず第一には、長い時間を過ごすダイニングやキッチンでよく使うものを、そこから近い場所に収納しておきたい、そのスペースを確保するのが目的です。
一か所にいろんなものを収納できる広いスペースを設ける方が合っている方もいらっしゃいますが、私は必要な場所に必要なものが置ける、適材適所型が希望。
決して広い家ではありませんが、それでも「使いたい」となった時にその物が少しでも遠いところにあると動くのが億劫→あとであっちに行くときに用事を済ませよう→忘れる・・・となりやすいからです。
 

②お気に入りを飾るスペースをつくる

もう一つの目的は、お気に入りを飾るスペースを設けること。
キッチンから目に入る場所に、お気に入りアイテムを飾れる場所をつくりたいなと思っていた時に、この壁面に着目しました。
ダイニングからは見えない場所なので、ダイニングのインテリアと少しテイストが異なるものでも飾りやすいというメリットがあります。
そのときの収納量にあわせて、飾るスペースが増えたり減ったりしますが、その時々に置けるものを楽しみたいなと考えています。

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ちなみに、使い勝手を考えると一番いいのはダイニング側の壁面です。
が、こちらに収納スペースを設けてしまうと、グリーンの壁とディスプレイスペースが同じ面に見えることになるため、置くもののテイストに縛りが生じてしまいます。
なにより、1メートルにも満たない壁面ではありますが、洗面所へと向かう通路に見せ場ができるし、キッチンからも眺められるし!ということで、現在の壁面を使用するに至りました。
 

通路に収納しているもの

現在の暮らしでこちらに収納しているものは、以下のものたちです。

①文房具類

②ラベルプリンター&テープ

③アルバムやレシピ本、雑誌や書籍等

④領収書入れ

⑤貯金箱

⑥一時保管の書類

⑦インターネット接続機器類


 

①文房具類

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頻繁に使うものをブリキのチェストに入れています。
ハサミなども入っているので、子供が小さいうちは高めの位置に設置。
子供が成長してカウンターで勉強をするようになったら、チェストごとカウンターの上に引っ越し予定です。
我が家のどの空間とも相性の良いデザインを選んだので、ダイニングへの引っ越しも楽しみにしています♪
そうなるとこの収納スペースが少し空くので、お気に入りのものを追加で飾ろうかと、それもまた楽しみだったり♪
 

②ラベルプリンター&テープ

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主に収納のラベリングに使っているアイテムです。
ダイニングで作業することが多いので、思いついた時にすぐに手に取って作業できるよう、こちらでスタンバイしています。
 

③アルバムやレシピ本、雑誌や書籍等

我が家は毎年1冊ずつ、家族のアルバムを作っています。
食後に思い出話をしながら写真を見るということがたびたびあるので、ダイニングのすぐそばに置くことに。
多少汚されてもいいから好きに見てほしいなと思い、子供の手も届く高さに置いているのですが、写真を見るのが好きなようで、毎日この収納の前に座り込んでは黙々と見入ってくれています。
手の届く高さに置いて◎だったようです笑

また、キッチンでよく使うレシピ本やオーブンレンジ、調理家電の取扱説明書などもこちらへ。
多くの取扱説明書は別の場所に収納していますが、調理家電の取扱説明書は、調理中もしくは調理直前に見たくなることが多いので、同じタイミングで手に取ることの多いレシピ本と一緒にここに収めています。

あとは、読みかけの雑誌や書籍等。
今の生活では、ちょっとしたすきま時間にダイニングで読むというパターンが多いので、ダイニングのすぐ近くに置いています。
リビングのソファでゆっくりと見られる生活スタイルになったら、リビングへ移動することも考えています。

④領収書入れ

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領収書をポイっと簡単に入れておける箱をこちらに設置しています。
ふた付き、ふたの開閉がなるべく楽、立て掛けて置いておけるとなお良し、という条件にマッチしたこちらのアンティークブック風のBOXを使っています。
領収書を入れるには十分な大きさなので、しばらく溜まってしまっても大丈夫だし(面倒な作業は後回しにしがちなタイプです)、開閉も楽でポイっと2、3秒でしまえてしまうので、夫も面倒くさがらずにしまってくれます。

⑤貯金箱

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急に小銭が必要になった時用に、貯金箱に小銭を貯めています。
お財布の小銭を軽くするためにも、定期的にこちらにチャリンチャリンと。

ちなみにこのふくろうの貯金箱は、スウェーデンのブランド「KG Design」の「Mr.Ugly Money Bank」という商品です。
2012年だったかな?に一目惚れして購入したものです。
ぱっと見は陶器にも見えますが、実際は柔らかいシリコン製で触るとふにゃふにゃと気持ちのいい触感です。
一見貯金箱に見えない、オブジェにもなる働き者です。
 

⑥一時保管の書類

振込用紙や案内の文書、チラシなど一時的に取っておきたい紙類の置き場をトタンのチェスト内に設けています。
紙類って、油断するとすぐにダイニングテーブルの上にいますよね・・・
「しばらく取っておきたいけど、どこに置いておこう。なくなったら困るし。」という厄介なものたちの「とりあえずの居場所」として、何でも放り込めるフリースペースを用意しておけば、ダイニングテーブルは散らからないし、どこに行った!?と探し回ることもなくなるので、便利です。
「ものには全て住所を設ける」と収納術ではよく言われる言葉ですが、まさにそれ。
仮置きのもの、ふいに入ってきたものでも、「とりあえずここにいて」という場所を用意しておくだけで、気持ちも楽になります♪
 

⑦インターネット接続機器類

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一番上の使いづらいスペースを使って、Wi-Fiルーターや光テレビの接続機器等を収納しています。
上部だと比較的ホコリもたまりにくいので、掃除も楽です。
 

収納しながら、見せて楽しむ

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上の項で写真と共に少しご紹介しましたが、収納アイテム自体もお気に入りのものを探して、それを飾るように配置することで、目で楽しみながら収納できるようにしています。
収納アイテム自体がお気に入りのものだと、それに触れることが苦じゃなく楽しみになるので、自然と「きちんと戻す」という作業につながる気がしています。
収納って、「取り出す作業」よりも圧倒的に「しまう作業」の方が億劫ですからね。
 
ライフステージの変化や家族の成長に伴い、収納は日々変化するものです。
第一に家族みんなが使いやすいもの、というのはもちろんですが、変化にも対応できるもの、といった視点も持ちながらお気に入りの収納アイテムをじっくり選ぶと、収納が楽しくなり、ひいては暮らしが整う仕組みになるのではないでしょうか♪
 

飾りたい! 何を? 飾るスペースで気を付けること。

最後に、飾るスペースづくりについても少しふれておきます。

「いろいろ飾りたいから飾り棚をたくさん作っておこう」
「ニッチを作ったから、なんか飾りたいな」

家づくりの段階で飾りたい気持ちだけが先走ってしまい、何をどこに飾りたいかが全く決まっていないと、思うようにディスプレイが決まらないことがあります。
置く物によって必要な横幅や奥行は異なるし、飾ったものを魅力的に見せるためには「余白」も必要だからです。
余白が大きすぎると殺風景になってしまうし、逆に余白がほとんどなくぎゅうぎゅうに置かれていても、魅力が半減してしまいます。

ですから置きたいものがある場合は、それをどこに置くか、あらかじめ考えておくのがオススメです。
具体的なものがないけど、ディスプレイを楽しめる家にしたい場合は、例えばどういったものを置きたいか、置く可能性がありそうか、程度は考えておいた方がよいでしょう。
ディスプレイスペースにおいては、「大は小を兼ねる」とはいかない場合もあるので、「とりあえず大きめに作っておけばなんでも置けるでしょ」という考え方はオススメしません。
花器なのか、観葉植物なのか、フォトフレームなのか、オブジェなのか、コレクションしているフィギュアなのか・・・
それらはどれくらいのサイズのものを置きたいのか・・・
例えば花を生ける花器の場合、小さいものなら奥行150mm程度でも十分ですが、サイズによっては、300mm程度ないと余白がなく見映えが悪くなってしまうものもあります。

インテリアでは、家具はもちろんのこと、何においても「サイズ」がとても重要です。
50mm、100mmで印象は変わりますので、「かっこよくディスプレイしたい!」という方は細部に気を配りましょう!
 
 
 

いかがでしたでしょうか。
こちらの収納スペースですが、DIYしたものが少しだけ写っています。
この家に引っ越して最初に手掛けたDIYも。
それほど手の込んだことはできませんが、DIYが好きで実はちょこちょこやっていたりします。
次回はそんなDIY作品をご紹介したいと思いますので、どうぞお楽しみに。
 

以上、どなたかのご参考になることがあればうれしいです。
ではまた!
 
 

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