インテリア(デザイン)と収納(機能性)の両立を目指すお家づくり

                                                                                  インテリアコーディネーターと整理収納アドバイザーの目線で、最適解なモノ選びやコーデのコツ、家作りの考え方などを発信しています。

好きになれなかった子供用本棚をペイントで変身!

こんにちは、インテリアコーディネーターのkimicoです!
 
我が家のリビングにあるものの、このブログにはあまり登場しない家具があります。
それが、子供用本棚。
絵本好きな娘が自分で絵本を選んだり片付けたりしやすい本棚がほしいなーと、いろいろ探して見つけたリーズナブルな組み立て式の家具なのですが。
デザイン的には好みではなくて。。
 
そもそも子供用本棚を購入する際、我が家には造り付けの本棚がすでにあったので、子供が大きくなったらこういう本棚は不要になるなと思って割り切っていたのに、あと数年この家具がこのままあるのはモヤモヤする~と日に日に思いが強くなってきたので、先日重い腰を上げてDIYにとりかかりました!
DIYといっても、既製品の本棚の色が気に入らないのでペイントしちゃおうっていう話です。
 
面倒くさがりな性格が災いしていろいろ失敗もしたので、一部反面教師としてご覧いただけたらうれしいです。
 

妥協で購入した子供用本棚、ここが気に入らない。

これが機能性を重視して購入した子供用本棚です。
ちなみに私はこちら↓で購入しました。

そのせいでデザイン的にはいろいろと気に入らないところがあります。
多少慣れもありますが、視界に入るたびにモヤモヤしてしまうのも精神衛生上よろしくないなということで、今回取り掛かることにしました。
 
さて、何が気に入らないのかというと、主にこの3点です。

①木目の色

まず、この木目の色。

ネットでの買い物って色味が難しいですよね。。
ネットショップの写真で見る限りでは我が家のオークのフローリングにだいぶ近い色味で、商品のカラー名も「オーク」だったので、つい買ってしまったんです。
普段だったら「木目プリントは極力手を出さない派」だったのですが・・・(←安っぽく見えてしまうものが多いから)
実際は写真のとおり、木目は似ているけど全然違う色でした。
他の家具を統一しているから、よけいに目立つったらありゃしない。。
 

②大きなアール(カーブ)

角が大きくアール(曲面)になっているのは、安全面を考慮していてむしろありがたい作りなのですが、デザイン的には好みではありません。
この角のアールはもう少し小さめでもいいんだけどなー・・・とひとり心の中で文句たらたらです。
自作する時間と労力がなかったのですから、しょうがないんですけどね。
 

③絵本が取り出しやすい分、色がごちゃごちゃ見えがち

子供でも取り出しやすいよう、絵本を正面向き&3段で収納できるようになっているおかげで、カラフルな絵本の表紙がたくさん見えちゃう構造になっています。
背表紙だけだったらそれほどうるさくないんですけどね・・・。
カラフルな色を多く取り入れたインテリアだったら、絵本の色もそれほど気になりませんが、本棚を置いているリビングは白、オークのウッドカラーにグレイッシュトーンのグリーンやブルー、と淡いトーンでコーディネートしているので目立つ目立つ笑。
(子供が小さな頃はなるべくいろいろな色に触れさせたいという母心とは相反することを言っておりますが)
 
ということで、これらの問題を解消するために、本棚をペイントで変身させることにしました。
 

子供用本棚をペイントで変身!

ペイントの目的はこの2点です。

①フローリングに合わない木目カラーをなんとかしたい!

部屋に合わない木目を消すべく、塗って木目をなくしてしまおうという作戦です。


 

②できれば、ガチャガチャしている絵本の色を少しでも落ち着かせたい!

絵本の色を変えることは難しいですよね。
だからといって周りが淡いトーンの中、絵本だけがカラフルだと絵本が目立ってしまうので、「木を隠すなら森」の考えで、本棚にも色を加えてみることに。
色はいろいろ悩んだけれど、今回はバイカラーに挑戦することにしました!

▼部屋になじみやすいベージュ系 × ちょこっとアクセントにブルー

壁が白なので、▼白×ブルーという組み合わせもちょっと考えましたが、

その組み合わせが生むさわやかさや清潔なイメージが、我が家のリビングが求めるものとはちょっと違うな、と思い前者のベージュをセレクト!

それでは、いざ実践!です。
 

実際の作業と反省点・・・

用意するもの:

ターナー ミルクペイント/ヘンプベージュ
ターナー ミルクペイント/トリトンブルー
ターナー ミルクペイント/スノーホワイト
・刷毛
・ローラー
・不要な容器(塗料入れ)
・養生テープ、マスキングテープ

 

手順:

ヘンプベージュをペイントする

ベージュ部分と接するブルー部分側に養生テープを貼っていますが、この後塗るブルーの方が色が濃いので、養生テープはなしでも大丈夫と思われます。
DIYは初心者レベルなのであまり明言はできません、すみません。)
 
塗料は十分よく振って撹拌しましょうね!(前回これが足りなかったのは私です)
面積が広い&平面部分はローラーで、境目や狭いところは小さめの刷毛で塗装しました。
ちなみに所要時間は養生に20分、ペイントに40分といったところ。
 

②乾いたら養生テープをはがす

ここで早々に私はミスをしました。
テープをはがすのが下手くそ&大雑把すぎて、テープにくっついて塗ったばかりのベージュ部分がぺりぺりとはがれていく~っ。
途中からコツをつかんではきたものの、さっそくの「1歩進んで2歩下がる」的な状態にやる気が大幅に減ったことは言うまでもありません。
(なんなら養生もいらなかったし・・・)
まぁ、この敗因はただ下手くそ&大雑把なだけではないので、詳細はまた後ほど・・・。
 

③ブルーの塗料を用意する

今回ブルーは市販の色ではなく、トリトンブルーとスノーホワイトを配合して作ったオリジナルカラーです!
このブルーを決めるまで、オリジナルカラーチャートを作ってどんな配合がいいか考えたりしていたので、ずいぶんと時間がかかりました。

とはいえおおざっぱな配合、あとから全く同じ色を作るのは難しいので、だいぶ多めに用意しておきます。
塗料は、プチトマトが入っていたプラ容器など不要なものを使うことで、洗う手間を省いています。
 

④オリジナルブルーをペイントする

ブルー部分と接するベージュ部分(塗装済)にマスキングテープを貼ったうえで(一部すでにはがれてますが)、こちらもローラーと刷毛を場所によって使い分けて塗装しました。
所要時間は養生に30分、ペイントに40分程度。
 

⑤乾いたらマスキングテープをはがす

ここでまたまたのミスです。
2色目に塗ったトリトンブルー&スノーホワイトのオリジナルMIXカラーが乾いたので、ヘンプベージュ側に貼っていた養生テープをはがしたところ・・・
ペリペリペリーっとヘンプベージュがまたはがれてしまって。
しかも一緒にブルー部分まではがれてしまうという最悪な事態に。
(↓これはまだかわいい方・・・)

だいたいの敗因は分かってるんです。

・養生テープのはがし方が雑だったから

簡単なようで、実はちょっとコツがいります。
ひっぱる角度次第ではがれにくさが全然違いました。
そして、当たり前ですがゆっくりと・・・が大事です。

・塗装前にサンドペーパーとかかけずに直接塗ったから

今回の家具のようにプリントシートが貼られているものは表面はツルツルなため、
サンドペーパーをかけることで塗料を乗りやすくすることが、既製品に塗装する場合は大事な工程なのですが。
やった方がいいのは分かってたんですよね。←強がり
でも面倒くさいから、やらなくてもいけるんならその方が楽だから・・・
今後のためにも試しにその手間省いてみよっと♪と思っちゃったんですよね。


 
深夜にやるデメリット、
「判断能力が鈍っているから、失敗を犯しやすい」ということを学びました。
 

⑥リペア作業・・・

本来ならいらない作業ですが、、夜な夜な少しずつリペアしてなんとか見れる状態にまで復活させました。
ヘンプベージュはまだしも、問題はMIXカラー部分。
その時作った分はすでに時間が経っているのでもちろん破棄してしまっていましたが、事前にカラーチャートを作って配合を記録しておいたおかげで、細部に使う程度なら特に違和感なくリペアすることができました!
 
ちなみに細部のリペアには、ネイル用のブラシ(フレンチネイル用)がとても役立ちました!

100円ショップ(私はダイソーで購入)に売っているので、細かな塗装がしたい!という方にはオススメです♪
※塗料の成分によっては合わない場合があるのでご注意ください
 

子供用本棚 Before → After!

そんなこんなで完成した子供用本棚、どうぞご覧ください。

before...

after...

ブルー面積やや多めで、このままだと少し主張が強い気がしますが、本を収納すると隠れてしまうのでそれ前提で多めにしてみました。
 
本を収納した実際の様子はこちら。

ブルー部分がだいぶ減りましたが、カラフルな本の表紙だけが空間で浮かないように調和してくれていませんかね?

今回ご紹介した我が家のブルーカラーは、決してどのインテリアにも合うカラーというわけではありません。
子供の絵本の色だけが空間で浮いてしまっていてなんだかな・・・という場合は、空間に小物や小さめの家具などでアクセントカラー(なるべく絵本の色に近い元気な色)をプラスすることで、本だけが浮いてしまう状態が改善します。
同じトーンの色がある(=空間に仲間がいる)ことで、空間で絵本が一人悪目立ちしなくなるんです。
本棚を塗るというのは人によっては少しハードルが高いかもしれませんが、例えばクッションカバーを色鮮やかなものにするとか、華やかな花を飾るとかでも空間全体でみると少し雰囲気が変わりますよ♪
 
我が家も仕上げとして、ソファーの上のクッションカバーの色を変えたいなぁといろいろと物色中。
「これだ!」というお気に入りが見つかったらまたご紹介させてください。
 
 

いかがでしたでしょうか。
子供用本棚に限らず、趣味で置いているものや写真など、色が多く使われているものはインテリアの邪魔者扱いをされがちです。
空間の雰囲気を壊さず、でも飾って楽しみたいという場合も同様に、それらのアイテムに似た色をアクセントとしてインテリアに取り入れてみてください♩
 

以上、参考になればうれしいです。


ではまた!
 
 

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