こんにちは、インテリアコーディネーターのkimicoです!
突然ですが、比較検討してお買い物した商品の本気レビュー&推しシリーズ。
モノ選び カテゴリーの記事一覧 - インテリアコーディネーターのマイホームづくり。
今回は子供用のハイチェアです。
インテリアブログというジャンルではなかなか需要が狭いかもしれませんが、デザイン的にも各メーカーに特徴があるので、家具好き、椅子好きにはおもしろい内容なんじゃないかと思います。
これから購入を考えている方の参考に、椅子好きの方の娯楽になればと思いまとめてみました。
どうぞご覧ください♩
子供用ハイチェアって?
まず「子供用ハイチェア」というのは
呼び名はいろいろとありますが、食事時に乳幼児が使う椅子のことで、商品によっては子供の成長に合わせて座面高さや足のせ板の高さを調整できるものがあります。
調整機能やオプション部品の有無によっては、離乳食開始頃の赤ちゃんから大人まで長く使えるものもあれば、リーズナブルでシンプルなチェアなど各メーカー特徴があるので、ご家庭の求める条件に合った椅子選びが大切になります。
さて、我が家にはしばらく使っていたハイチェアがありました。
お祝いでいただいたものなのでありがたく使わせていただいていたのですが、
- 5歳までしか使用できない商品(現在娘は3歳)
- 使い勝手が悪くなってきた(子供がやや窮屈そう)
大人用のダイニングチェアをいつから使うかというのは各家庭で異なると思いますが、我が家は5歳以降もしばらくは子供用チェアでいきたいなーと思っていたので買い替えを検討しておりました。
そこでハイチェアについてしばらく調査&検討タイムへ突入!
王道でいくか、新参者でいくか。
まずは子供用ハイチェアに求める条件を絞ってみます。
赤ちゃんの安全第一は当然としてデザイン性や機能性、お手入れの楽さ、メンテナンス、サイズや重量、価格など商品を決めるうえでの要素はいろいろありますが、我が家の場合はこちらの3点。
①安全性
②こまめな高さ調整
③インテリア性
条件が多すぎると商品から自分好みのものを絞れなくなるので、商品を比較検討する場合は3点くらいまでに条件を絞るのが個人的にはオススメです。
なかなか絞れない・・・という方は「必須条件」なのか「希望条件」なのか一度考えてみると頭が整理されやすくなりますよ♩
ちなみに上記は我が家にとっての必須条件で、次いで希望条件としてお手入れの楽さと価格が上位に入るかなーといったところです。
さて、そんなリサーチの中で最終候補に残ったのがこちらの2つでした。
▶王道・トリップトラップ
ハイチェアの中で王道ともいわれる大定番の商品は、なんといってもノルウェーの家具メーカー、ストッケの「トリップトラップ」です。
小さな子供がいらっしゃるご家庭のインスタをのぞくと、高確率で登場する子。
安全性、機能性、カラフルな色展開が不動の人気を支えていると思われます。
▼こちらから購入できます
特長:
- 子供の姿勢を快適にサポートする安定した足のせ板
- 座席と足のせ板が調節可能なことで年齢問わず使用可能
- インテリアに合わせて選べる豊富なカラー
- 特徴的なデザイン
- 別売り「ニューボーンセット」の装着で新生児の赤ちゃんから使用可能
- サイズ:W46cm×D49cm×H79cm
- 重量:6.471kg
- 価格:36,300円~※材質により異なります(2023年2月時点)
個人的に気になるところ:
- デザインがあまり好みでない
デザインがあまり好みじゃないって、もうそれを言ったら・・・ですが笑
あくまで主観です。
カラーだけじゃなく木の種類も選べるので、我が家だったらオークかなぁ♩と想像もしてみましたが、我が家のダイニングチェアの脚がどれも細めで丸脚、曲線が多めなデザインなのもあり、相性が良くないなぁとモヤモヤ。
ただ木の種類まで商品展開があるのはなかなかに希少なので、インテリアや好みに合わせた木を選びたい方にはオススメポイントです。
- 椅子の下をロボット掃除機が入れない
我が家は1階フロアの掃除をロボット掃除機にお願いしているのですが、椅子の下を通過できないというのが気になります。
脚部下部に横木が1本入っているためです。
小さな子供が食事する周りって特に食べこぼし(拾いきれなかった小さなものが乾燥化していたり・・・)がとにかく多いですよね。。
ロボット掃除機に限らず、掃除機やちょっとほうきでササっとしたい場合にもこの1本があるとないとでは掃除の手間が変わってきます。
- 溝が多くて掃除が面倒
座席と足のせ板の高さ調整に用いるための溝がL字脚部には多数ありますが、そこにゴミがたまりやすい&掃除が面倒!という声を度々聞きます。
こまめに掃除すればいい話なのですが、なかなかそんな時間も精神的余裕もなく、掃除が面倒と分かっているものには手が伸びづらいのが正直なところです。
▶新参者!?レモチェア
ドイツのブランド、サイベックスの「レモチェア」。
サイベックスというとベビーカーやチャイルドシートなどは比較的馴染みがありますが、このレモチェアが少し前から注目されています。
なんといっても特徴的なのは、スタイリッシュなデザイン!
「最小限の素材で最大限の効果を引き出す」イームズ夫妻のデザインにインスパイアされた商品だそうで、ただオシャレなだけでなく、そのデザインにはきちんと機能性が反映されています。
▼こちらから購入できます
特長:
- ネジ8つの簡単組み立て
- チェア後脚に装備したキャスターが転倒を防止
チェアを後方に傾ければ、簡単におうちの中での移動も可能に - 工具なし&ワンタッチで座席と足のせ板の高さを簡単調節
- 座席と足のせ板が調節可能なことで年齢問わず使用可能
- 特徴的なデザイン
- 色数は少ないものの、絶妙に雰囲気のあるカラー展開
別売り「コンフォートインレイ」の装着で生後6か月の赤ちゃんから使用可能 - サイズ:W54.5cm×D56cm×H81.5cm
- 重量:7.7kg
- 価格:27,500円(2023年2月時点)
個人的に気になるところ:
- 食べこぼしが入る可能性大な溝がある
トリップトラップでは”溝”を挙げましたが、こちらレモチェアにも掃除が面倒そうな箇所があります。
それが、手すり部分にある溝2カ所。
ちょうど子供の手が当たる位置なので、いろいろと溝に食べかすがたまりやすそうです。 - サイズが大きめ
肘付き形状なので、どうしても横幅が大きくなりがちです。
肘付きのダイニングチェアと考えれば、大人用の椅子とそれほど変わらないサイズですが、コンパクトサイズをお探しの場合はネックになりそうです。
▷おまけ☆リエンダーのハイチェア
こちらも気になって調べていたので、ついでにご紹介しておきます!
デンマークの子ども用家具ブランド 、リエンダーの「ハイチェア」。
デザイン・機能・素材の全てにこだわったリエンダーの家具は、本国デンマークでは王室でも愛用され、日本でも星野リゾートでハイチェアが採用されたそうですよ。
子供の動きを吸収するしなりが快適な座り心地を与える考え抜かれた設計、その機能が反映された曲線デザインがなんとも特徴的です。
▼こちらから購入できます
特長:
- わずかな”しなり”による快適な座り心地
子供の動きをしなりが吸収することで心地よさを与える設計 - 深く座ることを促すための、あえての小さな座面
- 座席と足のせ板が調節可能なことで年齢問わず使用可能
- 背板の高さも調整可能
- 華奢で美しい曲線デザイン
- 軽量で持ち運びが楽
- 別売り「セーフティーバー」の装着で生後6か月の赤ちゃんから使用可能
- サイズ:W55cm×D56cm×H83cm
- 重量:5.1kg
- 価格:41,800円(2023年2月時点)
個人的に気になるところ:
- 椅子の下をロボット掃除機が入れない
トリップトラップ同様、脚部下部に横木が1本入っているため、椅子の下を通過できないのはネックです。 - 取扱店が少ない
地方ということもあるのかもしれませんが、上記2商品と比べると取り扱い店が少なく、ちょっと試しに座らせて…といったことができなかったのが残念でした。
家具のレンタルサービスなどを利用すればお試しもできそうなので、気になる方で近くに取り扱い店舗がないという方は一度レンタルを検討されるのもよいと思います。 - 価格
ざっと調べた範囲ですが、上記2商品は価格変動がなかったのに対し、こちらは2月から値上がりがあったようで、元々トリップトラップと同程度だった価格がだいぶ値上がりしています。他商品と比較してこの価格差に見合う特長があるか吟味が必要かと。
そして我が家が選んだのは・・・
さて、そんな検討を重ねて我が家が選んだのは・・・
すでに最初の写真にちらりと写っていますが笑、「レモチェア」でした!
決め手はこちら↓
- とにかくデザインが気に入った!
- 実際に座った子供も「これがいい!」
- 気になる点が少ない&目をつぶれる
デザインに惚れているとはいえ親の好みに付き合わせるのはかわいそうなので、ちゃんと子供にも座ってもらったところ、座りやすそう&「このイスかっこいい!」とご機嫌だったのも大きな理由です。
(3歳児の言う事なので真意は?ですが・・・)
デザインについては、大人用のダイニングチェアがどれも脚細め&丸脚なので、そろっているのがやはり気持ちがいいです♩
そしてなんともいい具合のグレーカラー♡
カウンター側で使ってもなじんでくれます。
また、他2つの候補商品を組み立てていないので比較はできませんが、とにかく組み立てが簡単でした!
私(女性)1人でも10分かからなかったかな?程度。
組み立て時に特別な工具が不要だったのはもちろん、座席と足のせ板も工具不要でワンタッチで高さ調整できるのがとても楽で、「あれ、高さが合っていないかな?」と気になった時にすぐ調整できるので重宝しています。
あっという間に高さが体に合わなくなっていきますからね。。
また「食べこぼしが入る可能性大な溝」を気にしていましたが、使用して約4か月、今のところほとんど食べかすも見られず、杞憂に終わりました。
ということで、レモチェアは現時点で我が家には大正解!でした。
いかがでしたでしょうか。
人によって子供用ハイチェアに求める条件は異なるので、我が家のセレクト商品がどのご家庭にもオススメだよ!というものではありません。
が、「この基準で選ぶ場合はこういう点もチェックするといいかもな」など商品選定の際の参考になることばあればうれしいです。
子供用ハイチェアに限らず、縁あって手に入れた物を長く大切にするには、その前にその物が自分の生活スタイルや性格、環境に合っているか、それが家族も使うものなら家族にとって合っているか?をじっくり考えることが大切だと思っています。
一度購入してしまうと、あまり気に入っていなくても「でも捨てるのももったいないし・・・」「たいして気に入ってないけどまだ使えるし・・・」というモヤモヤした気持ちで使い続けるはめになってしまいますからね。
(実際私にもそういうものはまだ多々あります・・・)
私が理想とする「好きなものだけに囲まれた暮らし」に近づけるよう、物選びは急がず・焦らず・慎重に、でも楽しんでやっていきたいと思っています。
以上、ご参考になればうれしいです。
ではまた!
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