インテリア(デザイン)と収納(機能性)の両立を目指すお家づくり

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Web内覧会:子供室編

こんにちは、インテリアコーディネーターのkimicoです!
 
Web内覧会、今回は子供室です。
我が家は子供が1人おりまして、彼女の部屋を1部屋用意しました。
小さな部屋ですが、子供が巣立った後の使い方も考慮して仕様等いろいろ検討しましたので、どうぞご覧ください。
 
では、Let's go !
 

Web内覧会:子供室編

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テーマ:シンプル&ナチュラ

家全体のテーマと同様に、明るい木目がナチュラルな雰囲気をプラスしてくれるシンプル&ナチュラルなスタイルにしています。
今はまだ2歳の娘。
実際に使い始めるのはまだ数年後ですが、いずれ彼女の好みで部屋のインテリアを作れるように余計な装飾はしませんでした。
 

広さ:

広さは4.5畳です。(収納部分を除きます)
4.5畳は、ベッド、デスク&チェア、多少の収納家具を設置できる必要最小限の広さだと思っています。
子供部屋というと、この4.5畳や6畳の間取りが多いのではないでしょうか。
あるいは2部屋分の間仕切りをなくした10畳、12畳といった大空間にする場合もありますね。
 
我が家は広さに関して、それなりに理由があって小さめの部屋にしました。
それは、「子供部屋にあまり籠ってほしくない」ということです。
 
親目線では⇒

  • 子供部屋を広く快適にし過ぎてしまうと、子供部屋ばかりに籠ってしまうのではないか。
  • 子供が家にいる間は、なるべく個室に籠らずコミュニケーションが取れるようにしたい。

という思いがありますが、
子供目線だと⇒

  • とはいえ、お年頃になった時に個室がないのはつらいだろうな・・・
  • 友達が家に遊びに来た時は、籠って話し込みたいこともあるだろうな・・・

自身の子供の頃の記憶を元に子供目線での考えも踏まえまして。
子供室はきちんと個室として作ってあげよう、でも快適になりすぎないように必要最小限の広さにしておこう!
となりました。
 

仕様:

・床

他と同様、オーク材の無垢フローリングです。
 

・天井、壁

他と同様、天然素材でつくられた『ルナファーザー』を貼り、その上から塗装しています。
(『ルナ―ファーザー』についてはこちらの記事をご参照ください)

初期設定としては、全面シンプルなホワイトにしておきました。
子供が大きくなって色の好みが出てきたら、彼女の好きな色を一緒にペイントしても楽しいな♪と思っています。
 

照明:

天井中央に引掛けシーリングだけ設置しておいてもらいました。
しばらくは既存のペンダントライトを吊るしますが、子供が実際にこの部屋を使うようになったら、どのような照明にするか一緒に考える予定です♪
 

収納:

幅約1700mm、奥行約450mmのスペースを用意しました。
枕棚と取り外し可能なポール1本を備え、扉(建具)はない状態です。

  • 広さに余裕がないから、建具の開閉で生じるデッドスペースはなくしたい!
  • 引き違い戸にすればデッドスペースはなくなるけど、物の出し入れがしづらくなるからいやだ!
  • 何より建具があると狭い部屋がより狭く感じてしまう!

といやだいやだのオンパレードで建具をなくしました笑
必要に応じてカーテンやロールスクリーン等を設置すれば、ごちゃごちゃ感は目隠しできますし、建具があるよりも空気がこもらないので、湿気対策もそれほど神経を使わなくて済むのではないかと考えています。
将来子供が巣立ってこの部屋を他の用途で使う場合も、建具がない方がこのスペースを「収納以外」の用途で使うことができるので、使い勝手がよいでしょう。
例えばこのスペースにデスクを入れ込めば、4.5畳の部屋をより広く使うことができます。
そして何より、建具をなくすとコストダウンになるのも大きいです♪
 
ということで、我が家では建具をなくすことにメリットしかなかったので取り付けませんでした。
 
 
と、子供室はこんな感じです。
いかがでしたでしょうか。
 
お客様との仕様打合せで、子供室の内装で悩まれる親御さんが時々いらっしゃいます。
「せっかくだから少し壁紙で遊んでみたいと思うけど、どういうものを選べばいいのか分からなくて・・・」
というお悩みです。
 
「子供部屋も凝って作りたい!」と強い気持ちがあるお客様は、たいてい具体的なイメージをすでにお持ちなので、その場合はイメージを具現化するお手伝いをさせていただきますが、悩まれる方は「せっかくだから何かしたい」というふわっとした要望をお持ちの事が多いです。
お子さんがある程度大きくて、自分の好みや主張がはっきりしてきているのであれば、まずはお子さん自身の希望を聞いて最大限採用してあげるのがよいと思いますが、上記のように悩まれる方の多くはお子さんがまだ小さい場合ですね。
 
そういった場合、私はこんなアドバイスをするようにしています。

今、お子さんの好みが分からないのであれば、無理に凝って作りこまなくてもいいんじゃないでしょうか。
プレーンな白の天井、壁で文句を言われることより、親が選んだ色柄の壁紙が気に入らない!となるケースの方がはるかに可能性が高いと思われます。
インテリアは壁紙に凝らなくても、カーテンやベッド周りのファブリックの色柄、照明器具の選び方でも十分に楽しむことができますよ。
お子さんが成長されて壁紙を色柄ものにしたいと希望が出てきたら、その時にご自身たちでDIYで貼り替えやペイントしたり、もしくは業者さんに貼り替えをお願いするという選択肢もありますよ。
 

「せっかくだから」というのは、例えば遠方のアウトレットモールへ出かけた時などの感覚に似ているかもしれませんね。
「せっかくここまで来たんだから、何か買わないと」と買うことに囚われてしまう、あの感覚です。
そういう時に無理に買ったものって、帰ってから見ると結局それほど気に入らず箪笥の肥やしになってしまっていることとかありませんか。
もちろん、新築工事のタイミングで内装を作り上げてしまった方がトータルの施工費は多少安くなりますが、そのためだけに無理やり仕様を決めて、果たしてみんなが満足のいく家になるでしょうか。
本当に「こうしたい!」というイメージが決まってから着手した方が、満足度も高くなるし、その時まで待つのもまた楽しみがあっていいと思いますよ♪
 
 
以上、何かご参考になることがあればうれしいです。
ではまた!
 
 

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