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意外と盲点?吹き抜け空間で気を付けること・番外編

こんにちは、インテリアコーディネーターのkimicoです!

以前に我が家のリビングをとおして、吹き抜けのメリットデメリットについてお話させていただきましたが

これ以外にも実はあった、吹き抜けで気を付ける点について。
我が家もしばらく悩まされていたので、同じく悩まれている方、吹き抜け空間の間取りをご検討中の方のご参考になればと思い、注意点をまとめさせていただきました。
 
それでは、どうぞお付き合いくださいませ。
 

意外と盲点?吹き抜け空間で気を付けること・番外編

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吹き抜け空間は上下に空間が拡がっていることで、空気や音、においといったものが拡散されるのが特徴ですね。
それがいくつかのデメリットの原因にもなります。
 
そんなデメリットの中で、あまり耳にしないポイントがもう1つあります。
 
それが「湿度」です。
 
この時期、間取りに関係なくみんなが悩まされる乾燥。
それが吹き抜け空間だと一般的な間取り以上に深刻で、普通の加湿器では加湿がとうてい間に合わないのです。。
我が家のリビングは12畳。
うち8畳が吹き抜けでリビング内に階段もあり、ダイニングやキッチンともゆるくつながっており、という開放的な間取り。
加湿せど加湿せど我が身の渇き楽にならざり・・・といった具合です。。
 
吹き抜けの規模や間取りによって差はあれど、気温とあわせて湿度も拡がることをあらかじめ認識されておくと、いろいろと準備ができるかと思います。
 

我が家の加湿対策

そんな我が家がこれまでに取り組んだ加湿対策について、いくつかご紹介します。
昨年末あたりから娘が時々「コンコン」と乾いたような咳をするようになったので、いいかげん解決せねば!
これはいよいよ大容量の加湿器を導入するしかないか!?
と、今冬は本気で加湿対策に取り組むことにしました。


・洗濯物を干す

元々シーツなどの大きな洗濯物を干せるように、吹き抜けの手すりはアイアンでつくりました。
ふだんは洗濯室に干しているタオル類にも加湿対策に加わってもらおうと、タオルをめいっぱいに干してみました。
が、残念ながら感じられるような効果はありません。
タオルはカラカラに乾いたので、いかに乾燥しているのかということは実感できました。
仮に効果があったとしても、来客時には干しておきたくない!という方の場合は導入できない対策ですね。
 

・シーリングファンを回す

我が家は上下階の気温差対策として、あらかじめシーリングファンを設置しています。
気温差の解消には一定の効果が感じられるので、湿度においてもいい仕事をしてくれるのではないかと期待したのですが・・・
そもそもの加湿量が少ないのか、これもあまり効果が感じられませんでした。
やらないよりはやった方がいいとは思いますが、問題解決にはいたりません。
 

・大型加湿器の導入

一応加湿器は設置していたのですが、賃貸物件で使っていたものなので、容量が不足しているだろうことは認識していました。
これがそもそもの原因だということはうすうす分かっておりましたが・・・
大容量の加湿器となると、残念ながらなかなかそこらへんの家電屋さんでは見かけないのです。
かといって小型のものを複数台設置となると、給水もお手入れもとても手間で、いらぬ家事が増えてしまうので避けたいところです。
 
ちなみに加湿器には加湿タイプにいろいろな種類がありますよね。
今回は詳しい説明を省きますが、お手入れの楽さや衛生面を考えると、我が家はスチーム式一択です。
が、このスチームというのがなかなか広い空間に対応したものが見つけられず、しばらく探し回りました。
 
で、ようやくネットで出会ったのがこちらの大柄な子です。

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スチーム式加湿器 KSF-M1001/ヤマゼン
 

サイズを確認したうえで購入しましたが、いざ届くと思っていた以上にお、大きい・・・
子供の手が届かないようにダイニングチェアの上に設置しましたが、ギリギリお尻が収まったかな?
イギリスから来たこのダイニングチェアも、まさか遠い異国の地で大きな加湿器を乗せられる羽目になるとは思ってもいなかったでしょう。
が、適用畳数が木造で20畳!(鉄筋だと33畳!)という頼もしいスペック。
おかげさまでこの子を導入してからは、快適な湿度環境を保てるようになりました。
リビングだけじゃなく家全体の湿度が上昇した感があります。
大きいけれどシンプルなデザイン、給水方法が楽で給水回数も1日1回で済む、お手入れが比較的楽、と今のところはこれで正解だったかな!と思っています。
 
加湿器から出るスチームのおかげで気温もアップ↑しました。
以前は寒さが厳しくなる1、2月となると、日中も時々床暖房+足元用に小さなヒーターを付けることがありましたが、この加湿器を導入してからは日中暖房機器を付けず、夜間に床暖房で部屋を温めるだけで1日過ごせるようになりました。
年中雪がほとんど降らないような暖かい地域に住んでいるというのもありますが、それでも室内温度の上昇は、湿度と共に実感しています。
 
スチーム式加湿器は他のタイプに比べて電気代が高いというデメリットが挙げられますが、スチームのおかげで暖房機器の使用が減るのであればその分の電気代が浮くので、トータルの電気代はそんなに変わらない?むしろ安くなるのでは?と感じるほどです。
どのタイプの加湿器を選ぶかは重視するポイントによりますが、吹き抜け空間においてはとにかく大容量タイプの導入が唯一の解決策かなという結論に至りました。
(2022年時点私調べ)
 
 
 

いかがでしたでしょうか。
湿度環境が整ったおかげか、今冬は家族みんな今のところ健康に過ごせています。
気温も湿度も目に見えないものですが、快適な暮らしには欠かせない要素のひとつだと改めて感じています。
 
今回ご紹介した加湿器については、決めるまでにいろいろと比較検討した経緯があります。
よけいなものは買いたくない、買うなら長く使えるものを!という気持ちが年々強くなり、ひとつのものを買うにもとにかく時間がかかってしまっている今日この頃。
その購入までの道のりもどなたかのお役に立てるかもしれませんので、また次回詳しく紹介させていただきますね。
 

以上、どなたかのご参考になればうれしいです。


ではまた!
 
 

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