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インテリアを左右する!?カーテン選びの基本

こんにちは、インテリアコーディネーターのkimicoです!

お部屋づくりで大切な要素のひとつに、ウィンドートリートメント(窓装飾)があります。
海外では窓を何も覆わず暮らしていたり、日本でも高層階に住んでいる方は何もつけずに窓からの景色を楽しんだりという場合がありますが、多くの方は外からの視線や直射日光を遮るために何かしらのエレメントを取り付けるかと思います。
我が家も、各部屋の用途や使い勝手に応じて何種類かのエレメントを使い分けています。
 
窓まわりってカーテンしかなじみがなくて・・・何をどう選べばいいの?
という方に少しでもご参考になるよう 各エレメントの特徴をまとめてみましたので、ぜひご自宅のエレメントを選ぶ際の参考にしてみてください。
 

ウィンドートリートメントって? 窓装飾エレメントって?

窓まわりの装飾を語るうえで、まず専門用語について。
知らないと困るわけではありませんが、情報収集するうえでは知っておいた方がより深い、濃い情報が得られるかと思うので、簡単に取り上げておきます。

ウィンドートリートメント(窓装飾):

窓回りを装飾的に演出すること。
装飾に欠かせないカーテンや、ロールスクリーン、ブラインドなど製品の総称として使われることもあります。
外からの視線や直射日光を遮るといった機能面だけではなく、インテリアの一部としてデザイン性も重要な役割をもっています。
 

窓装飾エレメント:

窓装飾に用いるアイテムのことを「窓装飾エレメント」といいます。
一番なじみがあるのがカーテンかと思いますが、その他にバーチカルブラインドや、ベネシャンブラインド、ロールスクリーン、プリーツスクリーン、ローマンシェード、パネルスクリーン、すだれなどがあります。
 

窓装飾エレメントの種類

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窓装飾エレメントには、さまざまな種類があります。
それぞれの特徴とメリット・デメリットをまとめましたので、デザインだけでなくご自身の使用感の好みやライフスタイルにはどういったものが合うか考えてみましょう。
 

左右開閉操作:

  1. カーテン
  2. バーチカルブラインド(縦型ブラインド)
  3. パネルスクリーン

上下開閉操作:

  1. ロールスクリーン
  2. ベネシャンブラインド(横型ブラインド)
  3. プリーツスクリーン
  4. ハニカムスクリーン
  5. ローマンシェード

 

1. カーテン

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一般的に日本では、ドレープカーテンと呼ばれる厚手の布地と、シアーカーテンまたはレースカーテンといった透け感のある布地を組み合わせて使います。
ヒダの寄せ方で布地のボリュームが変わり、それによって機能面(防音、断熱、保温等)や見映え、そして価格も変わります。
さまざまなスタイルのカーテンがあるので、カーテンの詳細についてはまた改めてまとめたいと思います!
 

メリット:
  • 左右開きなので開閉しやすい。
  • 取り外しやすいので洗濯などのお手入れがしやすく衛生的。
  • 遮光や遮熱、UVカットといった多機能な製品が多い。
  • 布地を多く使うので、他のスタイルよりも防音効果が期待できる。
  • ヒダによって布地と窓の間の空気層が厚くなるので、他のスタイルよりも断熱、保温効果が期待できる。
デメリット:
  • カーテンを開いているとき、窓の両側にカーテンをまとめるため窓が狭く見えることがある。
  • ドレープカーテン、レースカーテン、カーテンレール、タッセル、房掛けとアイテムが多いので、そろえると価格が高くなる場合がある。

 

2. バーチカルブラインド(縦型ブラインド)

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ルーバーと呼ばれる羽(家庭用では主に布製)を垂直に吊り下げ、これを回転させて光や視界を調整したり左右に開閉して使います。
開閉にはコード、またはバトンと呼ばれるスティック状のものを用います。
掃き出し窓などの大きな窓にオススメで、高級感のあるホテルライクな空間づくりにぴったりです。
特にここ数年認知度が上がり、取り入れるお宅が増えてきていると感じています。
 

メリット:
  • 高級感が感じられるデザイン性。
  • ルーバーが汚れたり破損した場合、そのルーバーだけを取り替えられる。
  • ベネシャンブラインドと比べると、遮光性が高い。
デメリット:
  • 左右に寄せた際にたまる”たたみ代(たたみしろ)”がかさばる。
    →実際の窓より左右に大きく製作することで、たたみ代が窓にかかるのを防ぐことは可能。
  • 光を採り入れるためにルーバーを開くと、外部からの目隠し効果は薄れる。
  • 洗濯できるタイプを選べば洗濯も可能だが、取り外し&取り付けが面倒。
  • 人によるが、風が吹いたり人が通ったりした時にルーバーが窓枠などにぶつかる音が気になる。
  • 価格は比較的高め。

 

3. パネルスクリーン

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(画像出典:サンゲツ)

ヒダのないカーテンの総称で、生地で仕立てたフラットなパネルタイプのスクリーンをレールに吊し、障子や襖のように左右に開閉して使います。
パネルシェード、パネルスライド、スライドスクリーンなどとも呼ばれます。
開閉にはコード、またはバトンと呼ばれるスティック状のものを用います。
間仕切りや収納の扉代わりとしても使用できます。
 

メリット:
  • フラットな作りなので、生地の柄が楽しめる。
  • 生地にもよるが、洗濯が可能。
  • 厚みが出ないので窓回りがすっきりする。
デメリット:
  • たたみ代が大きく、パネル1枚分の収納スペースが必要。
    (一般的に1枚あたりの幅は約30~80cm)
    →実際の窓より左右に大きく製作することで、たたみ代が窓にかかるのを防ぐことは可能。

 

4. ロールスクリーン

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窓の上部に取り付けたローラーにスクリーンを巻き取って開閉します。
間仕切りや収納の扉代わりとしても使用できます。
開閉にはコード、チェーン、コードレスの取っ手などを用います。
直射日光を遮り目隠しとしても有効なすだれも、仕様としてはロールスクリーンの仲間です。
すだれというと昔ながらのレトロで少し古臭いイメージがあるかもしれませんが、近年はデザイン性の高いものが出てきており、海外を中心に一定の人気があります。
 

メリット:
  • コード類を引っ張るだけの簡単操作で開閉できる。
  • 生地にもよるが、エレメントの中では比較的低価格。
  • コンパクトに収まるので窓まわりがスッキリする。
  • 生地にもよるが、洗濯が可能。
デメリット:
  • 視界や遮光の微調整が難しい。
    →1台のメカで2枚のスクリーンを操作できるダブルタイプにすれば多少改善される。
  • 掃き出し窓など出入りに用いる窓に付けると、開閉がやや面倒。
  • 人によるが、風が吹いたりした時に下部のバーが窓枠などにぶつかる音が気になる。

 

5. ベネシャンブラインド(横型ブラインド)

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スラットと呼ばれる羽をラダーコードと呼ばれる紐で束ねたもので、スラットを回転させて光や視線を調整して使います。
開閉にはコード&ロッド式、ワンポール式、ループコード式(ドラム式)などがあり、メーカーによっては電動タイプもあります。
バーチカルブラインドに対し横型に羽が付いているタイプがべネシャンブラインドで、上下に開閉します。
バーチカルブラインドと比較すると、家庭向け商品の素材がアルミやプラスチック、ウッドなど豊富です。
 

メリット:
  • 光や視線の遮りを状況に合わせて細かく手軽に調節できる。
  • 開けなくても光を取り込むことができる。
  • 厚みが出ないので、窓まわりがスッキリする。

 

デメリット:
  • 遮音性、遮光性が低い。
  • スラットに積もるホコリ掃除が面倒。
  • 大型のブラインドはそれなりの重量があり開閉がしづらくなる。
    →1窓に対し2~3台に分けるなどで改善できる。もしくは電動タイプを選択する。
  • 掃き出し窓など出入りに用いる窓に付けると、開閉がやや面倒。
  • 人によって風が吹いたりした時にボトムレール(最下部のパーツ)が窓枠などにぶつかる音が気になる。

 

6. プリーツスクリーン

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ファブリック生地にプリーツ加工を施したもので、それをたたみ上げるようにして開閉します。
ブラインドとはまた一味違う、プリーツの水平ラインが美しいのが特徴です。
一枚のスクリーンを吊るすシングルタイプ、1つのメカに上下で2種類の異なるスクリーンを組み合わせたツインタイプ、上部と下部の両方を上下させることができる逆昇降タイプがあります。
開閉にはコード、チェーン、コードレスの取っ手などを用います。
 

メリット:
  • ツインスタイルや逆昇降タイプの場合、外からの視線を遮りながら、光を採り込むことができる。
  • 生地にもよるが、柔らかな光を採り込める。
  • 生地のたまりが比較的コンパクト。
デメリット:
  • 大型のプリーツスクリーンはそれなりの重量があり開閉がしづらくなる。
    →1窓に対し2~3台に分けるなどで改善できる。
  • 掃き出し窓など出入りに用いる窓に付けると、開閉がやや面倒。
  • 人によって風が吹いたりした時に下部のバーが窓枠などにぶつかる音が気になる。
  • 洗濯ができない。

 

7. ハニカムスクリーン

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プリーツスクリーンと一見似ていますが、スクリーンの断面形状がハニカム(蜂の巣)構造になっている窓まわりアイテムのことで、ハニカムシェードとも呼びます。
スクリーン内部の空気の層が、外気の侵入・室内の空気の流出をブロックしてくれる仕組みです。
開閉にはコード、チェーン、コードレスの取っ手などを用います。
 

メリット:
  • 高い断熱効果が期待できる。
  • 上部と下部で生地が変更でき、レースの役割を持ったものは光の調整が可能。
  • 冷暖、暖房効率アップ。
  • プライバシーを保護できる。
デメリット:
  • 光の調整がしにくい。
    →レース生地を採用した場合は改善される。
  • 窓との間に結露が起きやすくなる。
  • 家庭で洗濯ができないため、お手入れが大変。

 

8. ローマンシェード

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1枚の布を操作コードを引いて上部にたたみ上げて開閉します。
ドレープカーテンのしなやかさとロールスクリーンの昇降機能を持ち合わせたようなエレメントです。
降ろしている際はフラットな状態になるので、ファブリックの風合いや柄が楽しめます。

たたみ上げた時のスタイルによってさまざまな種類に分かれており、シンプルなものからクラシカルでエレガントなものまでさまざまなデザインがあります。
 

メリット:
  • 窓まわりをすっきり見せられる。
  • カーテンより日差しの入り具合が調節しやすい。
  • 上下開閉の操作タイプの中では、さほど音が気にならない。
  • カーテンとおそろいの生地を使って作ることができる。
  • 生地にもよるが、取り外して洗濯が可能。
デメリット:
  • 掃き出し窓など出入りに用いる窓に付けると、開閉がやや面倒。
  • 大きな窓に取り付けるとそれなりの重量となり、開閉がしづらくなる。
  • 上にたたみ上げた際にたたみ代がかさばる。
    →たたみ代分を見越した高さに設置することで、たたみ代が窓にかかるのを防ぐことは可能。
  • 取り外しは可能だが、慣れるまでは多少面倒。



いかがでしたでしょうか。

部屋の広い面積を占めるウィンドウトリートメントは、空間の印象を大きく左右する重要な要素となります。
また、各アイテムのメリット・デメリットに書いたように、昼間の光をコントロールしたり、寒さや暑さを和らげたり、プライバシーを保護したり、と様々な性能も備えています。
最適な窓装飾エレメントを選ぶためには、デザイン性だけでなく窓の形や位置、大きさ、部屋の目的、ライフスタイルなどにあわせて使い分けることが大切です。
 
次回は、我が家が実際に選んだ&使い分けているウィンドウトリートメントについてご紹介するので、みなさんのお宅のエレメント購入のご参考になればうれしいです。

ではまた!
 
 

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