インテリア(デザイン)と収納(機能性)の両立を目指すお家づくり

                                                                                  インテリアコーディネーターと整理収納アドバイザーの目線で、最適解なモノ選びやコーデのコツ、家作りの考え方などを発信しています。

SDGsを意識した家具の選び方 ~リビング編~

こんにちは、インテリアコーディネーターのkimicoです!
 
前回はようやく、リビングの全体を紹介させていただきました。

今回は、インテリアを構成する主な要素である大物家具について。
小さい子供がいる今の生活に合わせつつ、フレキシブルに今後もなるべく長く使えるものを、といった視点で選んだものたちです。
選ぶ視点は人それぞれですが、自分にとって優先すべき点とは?と考えるヒントになればうれしいです。

それでは、どうぞお付き合いくださいませ。
 

SDGsを意識した家具の選び方

家族の成長に合わせて、家での過ごし方は変わっていくもの。
現在は2歳の娘が中心の生活なので、リビングも必然的に彼女に合わせた仕様となります。
そんな背景で考える現在のリビング、何より大切なのは「安全性」です。
そのうえで押さえたポイントは、以下の3点です。
 

①高さのある家具は置かない

これは主に震災時の対策です。
万が一家具が倒れても、大けがを負わないサイズのものにしました。
 

②子供の手の届く高さには、極力ものを置かない

高さのある家具を置かないとなると、子供の手の届かないスペース(我が家では「聖域」と呼んでいます)は本当にわずかになってしまいます。
そのため、デコレーション的なものはなかなか楽しめなかったり、リビングに置いておきたいんだけど触れられると危ないなぁ困るなぁといったものの収納にも、少々頭を悩ませています。
が、なるべく壁を利用して乗り切っています。
 

③子供に汚されるのを前提にしておく

家具はもちろん、子供の手の届くところに置いておくものは、汚されたり壊されたりしても大きなショックを受けないものを選んでおいて、無駄に怒ったり悲しい気持ちにならなくて済む仕様にしています。
どんなに気を付けていても、悪気がなくても、何かをこぼしたり、壊したりしてしまうのが子供。
そうだと分かっていても、お気に入りでしかも高額なものにそんなことをされてしまうと、ついつい咎めてしまいがちです。
大切なものだということを理解してもらうという教育・しつけは大事ですが、それももちろん日々していますが、そうはいっても失敗はつきもの。
そんな時に「これも子供にとって大切な経験だ」と穏やかに対処できるよう、最悪ダメになってしまってもしょうがないと割り切れるものにしています。
 

我が家の大物家具

それでは、大物家具を1点ずつご紹介していきます。
 

①ソファー

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このソファーは結婚当初、賃貸物件で新生活をスタートするタイミングで購入したものです。
広い部屋ではなかったけれど、どうしてもソファーはほしくて。
その間取りに合うサイズで購入したので、現在の住まいでは少々小ぶり。
ただ、ソファーを大きなものに買い替えてしまうと壁面が少なくなって、子供用の収納ラックやおもちゃが収まらなくなってしまいます。
今は子供に汚されることも多いので、既存のままで過ごし、リビングが第二形態になるタイミング(子供が小学校にあがったくらいかな?)で見直したいと思っています。

といいながら、気に入っているデザインだし、小ぶりだけど一応親子3人で座れる3人掛けサイズだし、好みの硬さのクッション性だし、で特に不満はないので、そのまま使い続けるかもしれません。
問題なく不満なく使えるようであれば、座面の張替えなどをして長く愛用するのもいいですね♪
これもSDGs
 
ちなみにこのソファーは、「NOYES」という国産ソファーブランドのものです。
「流行にNO。普遍にYES。」というモットーのもとソファー職人さんが手掛けるソファーは、高品質ながら比較的リーズナブルで、個人的にはとてもコスパのよい商品だと思っています。
東京、大阪、名古屋、仙台にショールームがあるので、気になる方はお近くのショールームでぜひ実物に触れてみてください。
ソファーは硬さや背もたれの高さなどは好みが大きく分かれる家具なので、実物に触れたうえで購入されることを強くオススメします。
 
こちらのメーカーの商品はサイトでも購入可能で、とても丁寧な説明がされているので、ソファー選びの勉強になることも多いですよ。

https://www.ny-k.co.jp/

我が家のソファーはウォッシャブル生地のカバーリングタイプ(座面のみ)にしたので、汚れても生地を洗濯して清潔にできるので助かっています。
カバーリングタイプ、特に小さな子供がいるご家庭にオススメです。
(2回ほどクレヨンで落書きされてしまいましたが、無事にキレイに落ちました)
 

②テーブル

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こちらもソファーと同じタイミング、結婚当初に購入したもので、賃貸物件から引き続き使っています。
メーカーは「モリタインテリア工業」。
円形の天板に十字の脚を組み合わせたデザインで、リビングテーブルとしてはもちろん座卓としても使えます。
直径900mmと大きめサイズで、現在はリビングで使っていませんが直径450mmの小さいサイズのサブテーブルも付いています。
大・小のテーブルをフレキシブルにレイアウトできるので、使う人数にあわせてテーブル面積を広げることも可能です。
もちろんデザインも好みで選んだのですが、このテーブルでなにより助かっているのは、天板のUV塗装です。
傷がつきにくく、防汚性に優れ(汚れが入りにくく落としやすい、熱にも強い、というなんとも頼れる仕様。
木が多いインテリアの中、テーブルも木目だと少しぼやっとしてしまうかなと思い、光沢ホワイトでバランスを取ろうと当初はデザイン重視で採用したのですが、この機能に日々助けられています。
気になりがちなグラスの輪ジミなども、塩素系の漂白剤を使えばキレイに落ちてくれるので、そういうことに疎い夫がどんどん輪ジミを作ってしまっても「まぁ、今度取ればいいか」と寛容な気持ちで見ていられます笑
 
将来的にはサブテーブルもリビングにお迎えして、ソファーのサイドテーブルとして使いたいな、と思っています。
その上にテーブルライトを置いて・・・キャンドルとかも置けるかな・・・♪と、今はとてもできないインテリアをひたすら妄想しています。
 

③テレビ台

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テレビ台は、ダイニングテーブル同様、知り合いの家具工房で製作していただきました。

ダイニングテーブルについてはこちら↓

家というのは外観内観共に、基本的には四角形や角が多くなりがちです。
壁の出隅だったり、ドアだったり、窓、引き出し、テレビ・・・
角や直線が多いとスタイリッシュでかっこいい印象にはなりますが、我が家の場合、少し柔らかい雰囲気を出したかったので、意識的に丸い形のものを取り入れるようにしています。
リビングでは、先ほどご紹介したテーブルもそうですね。
あとは壁掛け時計とか。
 
テレビ台もしかり。
基本はスクエアですが、どこかに少しだけ〇を入れたいなと思いまして、引き出しの取っ手を〇型の手掛けにしてもらいました。
あまり大きくてもカジュアル感が強くなりそうだったので、小さめに。
職人である知人がいろいろと試行錯誤して、機能面、デザイン面でちょうどいい塩梅のサイズを決めてくれました。
 
ちなみにこの引き出し。
当初は子供が開けられないように市販のストッパーを付けていたのですが、しばらくするとそのストッパーを開けて引き出しを開けられるようになっているではありませんか。。
「これ、とれちゃったよ」って報告してくる始末。(いや、取らないでよ)
ということで、現在はおしりふきの在庫など、開けられても困らないものの収納に活用しています。
 
最近テレビを壁付けする方が増えてきたので、テレビ台市場も以前より縮小傾向にある気がします。
壁付け、置き型、双方のメリット/デメリットを把握したうえで、自分たちの暮らしに合ったものを選ぶことが大切ですね。
語りだすと長くなるので、その辺についてはまた改めてまとめたいと思います!
 

④収納ラック

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こちらも、①②同様に以前から使っているものです。
大物家具、以前から使っているものがほとんどですね・・・
当初から好みのインテリアイメージが固まっていたので、そのまま使えるものが多いというのもあるかもしれません。
 
賃貸物件ではLDKの空間の間仕切り家具として使っていたもので、見慣れた商品かと思いますが無印良品のものです。
これはリビングで一番高さのある家具でもあり、H約800mm。
子供の日中に必要なもの(おもちゃを除く)の収納スペースとしています。
衣類、下着、パジャマ、おむつ、お出かけ用のバッグetc....
収納ケースにマークを貼ったり、何度か説明したことで、子供自身も収納場所を覚えてくれており、最近では全て自分で出して身支度をしてくれることも。
衣類は「ここに収まるだけ」と決めているので、無駄に多く買ってしまうことも今のところありません。
といってもミニマリストではないので、全ての衣類がここにあるだけということではなく。
「この時期に着る衣類」だけをここに収めているので、子供が自由に服を選んでも「それは夏の服だから今は着れないよー」「いやだ、きるの!」という不毛な争いを避けることもできています笑
その他の衣類は子供部屋にしまってあり、季節の変わり目に中身を入れ替えています。
 
子供用品でいっぱいの収納ラックなので、子供の成長に伴い将来的にはリビングに不要となりますが、その際は子供部屋の収納として、目的を変えて使い続ける予定です。
長く使い続けられる家具を選ぶ、というのも立派なSDGsの取り組みになるんじゃないかな、と思います♪
 
 

いかがでしたでしょうか。
家を建てる際に、あわせて大物家具を購入される方も多いと思います。
大きいだけあって1点1点がそれなりの金額するので、どうしても価格重視で選びたくなってしまうかもしれません。
それも予算次第では致し方ありませんが、今後求められるSDGsの取り組みを意識するというだけでなく、長く使えるものを吟味して選ぶというのは、結果的に何度も家具を買わなくて済むので、トータルで出費を抑えられることもあります。
各家具に求める優先順位、譲れない点などをしっかり確認したうえで納得のいくお買い物ができると、新居の生活がより豊かになるのではと思います。
 

以上、どなたかのご参考になればうれしいです。


ではまた!
 
 

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