インテリア(デザイン)と収納(機能性)の両立を目指すお家づくり

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Web内覧会:脱衣室編

こんにちは、インテリアコーディネーターのkimicoです!
 
Web内覧会、今回は脱衣室です。
脱衣室となると完全にプライベートな空間になるので、デザイン面はそれほどこだわらず、機能面を重視しました。
「洗面脱衣室」として洗面機能と脱衣機能を合わせた空間になっている家の方が多いですが、あえて分けた我が家の脱衣室はどうなっているのか。
どうぞご覧ください。
 
では、Let's go !


Web内覧会:脱衣室編

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テーマ:ナチュラ

デザイン面はそれほどこだわらず、と申しましたが、基本的には家全体のテーマ「ナチュラル」からそれないようにはまとめています。
白×木目のツートーンに少しだけ、小物でブルーを入れていく予定です。
なぜブルーにしたかというと、市販の水回り小物はブルー系が多いので、「アクセント色をブルーにする」と決めておくだけで、たとえば洗剤などの一見生活感が出やすい物もインテリアに溶け込みやすくなるからです♪
わざわざ詰め替えるのも、そのためにボトルを用意するのも面倒だな、家族以外の人間の目に触れる場所でもないしな、という面倒くさがり精神から誕生したわけです笑
(ブログで多くの方の目に触れておりますが・・・)
一応ICですが、こんな感じで手を抜くところは抜いています笑
 

広さ:

我が家の脱衣室は2畳。
洗面コーナーは、前回ご紹介したように隣室に設けているので、洗濯・脱衣目的の部屋としての広さです。
洗面室と脱衣室を分けた間取りにする場合、脱衣室は洗濯機スペースも含めて最低限の1畳にする方も中にはいらっしゃいます。
それぞれのご家庭で間取り上の制約や条件が異なるので一概には言えない前提ですが、個人的には脱衣室は少しゆとりをもったつくりにしておくことをオススメします。
ライフステージの変化とともに間取りを変えていけるのであればいいですが、多くの方はそうではないですよね。
子どもが小さい頃、お風呂に一緒に入ったり出てからのケアを考えると、余裕のあるスペースの方がストレスも減ります。
また自分たちが年老いてからの事を考えると、どうしても足腰が弱くなり立ったまま衣服を脱ぎ着するのが大変になってくるので、ちょっとしたイスが置けるスペースがあると転倒防止にもなり安心して身支度ができます。
イスを置くスペースが設けられない場合は、手をかけやすい場所があるかなど、少し将来のことにも思いを馳せていただくと老後も住みやすい家になりますよ♪
 

仕様:

・床

他と同様、オーク材の無垢フローリングですが、ウレタン塗装を施しています。
ウレタン塗装ですが、テカテカと悪目立ちしない塗料を選んでくれているので、それほど違和感もなく満足しています。
洗面所の床もこの塗装をしようかだいぶ迷ったのですが・・・
ダイニングから一続きの空間でここだけ塗装してしまうとどうしても違和感が気になりそう(←細かいことが気になる私の問題です)だったのでやめておきました。
が・・・水回りをビチャビチャに使う家族(小さい子供+大人1名)のことを考えると、塗装してもよかったかなーと思う今日この頃です。
 

・天井、壁

こちらも他と同様、天然素材でつくられた『ルナファーザー』を貼り、その上から塗装しています。
(『ルナ―ファーザー』についてはこちらの記事をご参照ください)

・サッシ

個人的に型ガラスが好きではないので極力採用していないのですが、だからといって脱衣室の窓をクリアガラスにして、ブラインドやロールスクリーンを設置するのも湿気が多い場所だし手入れが面倒だなぁ・・・と悩んだ末。
結局この部屋に関しては型ガラスを採用しています。
サッシサイズは、一般的に採用されるサイズ(H700)よりも小さいH500にしました。
型ガラスであれば、よほど至近距離からのぞかないかぎり室内の様子はほとんど分かりません。
ですから私はそれほど気にしませんが、中にはシルエットが分かるだけでも嫌がる方はいらっしゃいます。
我が家は娘がいるので、念のため人の目を考慮してより小さいサイズにしました。
これでサッシ外側に立っても頭頂部が見えるかな?程度です。
立地上サッシを小さくしても採光は十分で、特に問題なく過ごしています。
 

照明:

脱衣室全体の照明としてダウンライトを1灯設置しています。
必要最低限ですね。
 

収納:

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我が家の脱衣室は、東面の壁1面が可動棚の収納スペースになっています。
正直こんなになくてもよかったのですが(笑)、間取り上せっかく生まれたスペースなので全て収納スペースとしました。
今のところこの広いスペースで収納しているアイテムは
・タオル類
・家族のパジャマや下着類
・浴室で使うシャンプー、ソープ類 ※
・ソープ類、歯磨きグッズなど水回りで使うもののストック
・水回りの掃除グッズ
・アイロン
・体重計
・洗濯待ち衣類の一時置き場
 
です。
なんせ広いので、まだまだ余裕があります(笑)
今後他では収まりきらないものが発生してしまった時の避難場所として、スペースを取っておくことにしています。
 
あとは、洗濯機上に洗剤置き場としてボックスを壁付けしてもらっています。

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市販のオープンラックでもいいかなと迷ったのですが、ボックスにすることで多少ほこりが防げること、ボックス上にバケツ等が置けるなどのメリットを感じたので、こちらを採用しました。
大工さんにサイズを伝えて作ってもらったものです。
 
我が家は「収納は必要な場所に必要なだけ」の精神で、納戸という収納専用のスペースは設けていません。
はたから見たら「収納少なそうだけど大丈夫?」と心配になるかもしれませんが、「収まる分しか持たない」ように暮らしたいというのが夫婦共通の考えです。
そんな中でこのように空いたスペースが少しあると、余裕が生まれますね♪
収納スペースは別に全てが埋まっていなくていいんです。
空いているからと安易にそのスペースを埋めてしまうのではなく、「生活の余裕、気持ちの余裕」スペースとして取っておきたいですね。
ライフオーガナイザー、整理収納アドバイザーの資格を持っているので、少しだけそんな収納についてのこだわりにも触れてみました。
収納については、別記事で今後少しずつお話していきたいと思います。
 
ちなみに「※」ですが、我が家は浴室内の物を極力少なくするために、入浴の際に自分の入浴セットを入れたかごを持って入る銭湯スタイルにしています。
浴室の掃除を少しでも楽にし、ボトル類のぬめり防止にも役立っています。
 

その他:

その他に特筆すべきこととして、我が家は洗濯パンを設置しませんでした。
「洗濯パン」とは、洗濯機の下に設置されているプラスチック製の囲いのようなもので、万一の水漏れから床を守る役割があります。
別名「防水パン」や「洗濯機パン」とも呼ばれます。
当たり前のようにあるので、「え、つけなくていいの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、つけなければいけないものではありません。
(マンションなど集合住宅の場合は、万一の階下への被害も考慮し必ずつけましょう)
以前から気に入らない存在だったので(←言い方)、我が家は思い切って取り止めました。
洗濯パンなしで大丈夫なの?案件については長くなってしまうので、また次回詳しくご紹介したいと思います。
 
 

と、脱衣室はこんな感じです。
いかがでしたでしょうか。
 
滞在時間がそれほど長くない空間で、かつ家族以外の目に触れる機会がほとんどない空間なので、家づくりでもあまり時間をかけて考えることはないかもしれません。
けれど、物量の増減や家族構成の変化、加齢による身体の衰えにも対応できるか、という点を確認しておくことで、暮らし始めてからの後悔が減ります。
まだ打合せ中の方は少し確認してみてくださいね。
 
以上、何かご参考になることがあればうれしいです。
ではまた!
 
 

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