ICがマイホームを建てました。

インテリアコーディネーターがマイホームを建てたらこうなったよ、というおすすめ&失敗話からインテリアに関するあれこれをご紹介するブログです。

住み心地の明暗を分ける!?かもしれない照明の話。後編

こんにちは、インテリアコーディネーターのkimicoです!
前回、照明器具の種類についてお話させていただきましたね。

今回も引き続き照明の話。
「光源の種類」と「光源の色の種類」についてお話したいと思います。
いろいろと専門的な単語も出てくるので、難しくて拒否反応が出てしまう方もいらっしゃるかもしれませんが・・・(最後まで読んでいただけることを祈ります)
知っていると知らないとでは照明プランの完成度がきっと変わるはず。
ぜひぜひ、一度お目通しください。
 

光源の種類

住宅で使われる主な光源をご紹介します。
 

LED(発光ダイオード):

半導体が光る性質を利用したランプ。
住宅向け商品としてLEDの照明器具が登場した当初はけっこう高額だったので、なかなか受け入れられずご提案しても採用されないことが多々ありました。
それから十数年を経て普及し取り入れやすい価格になったことで、今では家全体の照明にLEDを採用することがすっかり一般的になりました。
LEDは明るく、消費電力が少なく、長寿命、と良いことづくしですからね。
(当初デメリットとされていた暗さ、光の色の種類なども改良されました)
ちなみに省エネ住宅に対する補助金制度などでは、照明がLEDであることが条件だったりもします。
 

蛍光電球:

長寿命でランプ効率が高いことが特徴で、これまで長く一般的に使われてきました。
が、LEDの登場により、蛍光ランプのデメリット(点灯に少し時間がかかる、紫外線を含んでいる)とLEDのメリットにおされ、すっかり主役の座を奪われてしまいました。

政府による「エネルギー基本計画」などの打ち出しもあり、大手各メーカーはすでに蛍光灯器具、蛍光ランプの生産を終了しています。
(一部まだ生産が少しあったかな?)
市場から商品が急になくなってしまうわけではないですが、今後は消えていくことになるのでしょうね。
 

白熱電球、ハロゲン電球:

小型で高輝度(光の輝きが強い)が得られるのが主な特長で、演出性(ハイライト効果、きらめき効果)が高くインテリアづくりにおいては今でも愛されている存在です。
寿命が短く、消費電力が高く、ランプ効率も悪いとデメリットも多いのですが、それを打ち消すほどのメリットが演色性です。
とはいえ、やはり省エネを推奨していきたい国の方針もあり、一般家庭用電球(シリカランプ、クリアランプ)についてはすでに大手各メーカー生産終了となっています。
ハロゲン電球やミニクリプトン球など特殊なものについては当面は生産が継続されるようです。
白熱電球ならではの柔らかい光は、LEDでは再現が難しく同じ質感は作れないといわれていますし、特に雰囲気を重視したい店舗など商業施設の空間づくりでは今後も需要がありそうですが・・・今後はどうなっていくのでしょうか。
 
 
ということで、一般住宅では全般的にはLED電球が用いられ、演色性の高さを求める場所&人は局所的に白熱電球やハロゲン電球を取り入れる、という使い分けがここのところは一般的です。
 

光源の色の種類

光源(照明のランプ)の色には、大きく分けて5色あります。
この光源の色は、色温度「k(ケルビン)」という単位で分類されます。
へー、そんなのがあるんだ 程度で暗記しなくても大丈夫です^^;
電球の色名称が分からなくても、このk(ケルビン)の数値で色温度が高いのか低いのか判断できます。
色温度は高いほど冷たく(クール)感じ、低いほど温かく(ウォーム)感じます。
赤より青の方が温度が高い、炎の色と一緒ですね。

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では、詳しく解説します。
 

電球色(でんきゅうしょく):

約3000k
暖色系のオレンジ色で白熱電球の色がこれに該当します。
自然光の朝日や夕日、ろうそくが約2000kといわれているので、同じオレンジ色系ですが、それらよりは明るいですね。
温かみがあり、落ち着きのある色です。
また明るさが抑えられた色なので、他の色よりも目が疲れにくいです。
料理をおいしく見せる効果があるといわれているので、ダイニングには向いていますが、対して食品の正しい色が判別しにくいので、キッチンでの採用は少し注意が必要ですね。
その他、リラックスしたい場所(リビング、寝室、浴室等)や強い明るさを必要としない場所(トイレ、廊下、玄関)などにもオススメの色です。
 

温白色(おんぱくしょく):

約3500k
以前はあまり見かけませんでしたが、ここ数年でしょうか。
温白色の電球をよく見かけるようになりました。
電球色と白色の中間あたりの色で、落ち着いた優しい色が特長です。
電球色ほどオレンジが強くないので、今まで昼光色のシーリングライトでずっと生活してきたという方でも比較的抵抗感が少ないのでは、と思います。
(あくまで個人によって感じ方は違うと思いますが)
我が家のダウンライトは、全て温白色を採用しました。
スポットライトやブラケット、ペンダントライトなどは、場所によって電球色を採用していますが、全体としては温白色です。
私は全体的に電球色でもいいなぁと思っていましたが、主人がオレンジ色に少し抵抗があり、また小さい子供がいるのでそれなりの明るさを確保しておきたいな、というのが採用理由です。
個人的には家の中どこでも使いやすい、オールマイティーな色だと思います。
 

白色(はくしょく):

約4200k
名前の通り白系の色で明るく自然な色です。
自然色と表現されることもあります。
LED照明器具で、この白色電球が搭載されている商品は私が知る限り多くありません。
(スポットライト商品で少し見たことがあったかな?)
ご希望の場合は、電球をご自身で購入して既存のものと交換する必要があるでしょう。
 

昼白色(ちゅうはくしょく):

約5000k
太陽光が約5000~6000kといわれているので、5色の中では最も太陽光に近い色で、自然な明るさが得られる色です。
特に洋服を選んだり、メイクをしたりなど正確な色味を確認したい場所にはオススメの色ですね。
昼光色のような青みがかった色ではないので、いろいろな場所で使いやすい色です。
リビングやダイニングにおいても「落ち着き」より「活動的な雰囲気」を作りたいのなら、昼白色もアリです。
ただ寝室に関しては少し明るさが強いので、個人的にはあまりオススメしません。
あとトイレも意外と注意!です。
深夜目が覚めてトイレに行ったら煌々とした明かりで目がさえてしまった・・・なんてことにつながってしまうので、あえて昼白色で明るくしておく必要はないかな、と思います。
 

昼光色(ちゅうこうしょく):

約6500k
寒色系の青白い色で、5色の中では一番明るい色です。
一昔前によく見た蛍光ランプの色がこれです。
青白い光は集中力を高める効果があるといわれ、またその明るさから細かい部分もハッキリ見えるので、細かい作業をするスペースや仕事部屋、勉強部屋などに特にオススメの色です。
逆にリラックスしたい空間にはあまり向いていません。
 
 
以上5色を紹介しましたが、照明器具によっては色展開が限られています。
電球色、温白色、昼白色の3色展開が一般的ですが、商品によっては2色展開あるいは1色のみだったり。
希望の照明器具に必ずしも希望の光源色を選べるわけではないのでご注意ください。
電球交換できる商品でしたら、希望の光源色を購入して変更することもできます。
 
各色の特徴や採用にオススメの場所を挙げましたが、中には、昔からこの色の環境で育ったので他の色には違和感、抵抗があるという方もいらっしゃいます。
上記はあくまで「一般的な特徴、傾向」なので、個人の強い好みがあるのでしたらそちらを優先されるのは悪いこととは思いません。
とはいえ、多くの家は複数人が住む場所であり、それぞれに好みも異なります。
話し合って色を決めきれない場合は、どちらの色にも変更できうる器具、機能を採用するというのも、全員が納得する家づくりのうえでは有効な手段だと思うので、お困りの方はぜひご検討ください。
 
 

照明器具については、その配置や灯数などもいろいろとポイントがありますので、また改めてお話したいと思います!

以上、どなたかのご参考になったらうれしいです。
ではまた!
 
 

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