こんにちは、インテリアコーディネーターのkimicoです!
さて、昨年末になりますが
リビングの模様替えのご相談をいただいていたお客様のお宅が完成したので紹介させていただきます♩
現在は新築物件のコーディネートのお仕事が中心ですが、1室の模様替えといったご相談も承っています。
同じようなお悩みの方もいらっしゃると思うので、ぜひご覧ください!
目次:
インテリアコーディネート実績のご紹介
お客様情報:
- ご相談内容:リビングの模様替え(築約2年の戸建住宅)
- ご相談者:4人家族の奥様(ご主人様、奥様、幼児(男の子)のお子様2人)
- ご予算:20,000円(コーディネート料金は別途)
お客様のお悩み:
- こんな雰囲気が好きというイメージはあるけど、具体的にどういったアイテムを選べばいいか分からない
- ソファ、ラグの買い替えは数年後の予定のため、今ある大物家具はそのままでなんとか雰囲気を変えられないか
- 特にソファ(ご主人購入)のデザインが奥様のお好みとかけ離れていて、見るたびにストレスを感じてしまう
- 小さな子供がいてすぐに散らかってしまうため、好みのインテリアになかなかたどり着けない
小さなお子様やペットのいる家では、思い通りのインテリアを楽しむのが難しいこともありますよね。
壊されるor汚される恐れ、安全面、衛生面を考えると、どうしてもデザインだけで選択できなくなります。
それでも、「しょうがない」と気に入らないアイテムに囲まれて鬱々とした気分で毎日を過ごすのは、精神衛生的にもよろしくありません。
本来一番リラックスできる場所である家が、今以上に居心地のよい場所になるよう尽力させていただきました!
「BEST」でなくても、「現時点のBEST」を目指して!
どんな部屋にしたい?理想のインテリア:
- お気に入りのアートを飾って、いつでも視界に入るようにしたい
奥様お気に入りのアートが、こちら。
ミッシェル・ドラクロワの作品です。
多彩な色使いで描かれたパリの風景が、空間をパッと明るくしてくれますね。
ふと目にした時に幸せな気持ちになれるように、なるべく目立つ場所に飾りたいとのご要望でした。
すでにリビングに飾られていましたが、どの場所がいいのか迷われていたので、飾る場所もご提案していきます。 - お好みのイメージキーワードは「東欧、レトロポップ、ナチュラル」
ヒアリングから、少し懐かしみとあたたかみのある、色や柄が重なった楽しい雰囲気のインテリアがお好みであることが伺えました。
色の彩度(鮮やかさ)は抑えつつ、雑然としすぎず、といったバランスに注意しながら楽しい雰囲気が作れたらと思います。
(目指すのはこんな感じ↓) - お客様を呼べるリビングにしたい
小さな子供がいるからと半ばあきらめていたものの、なるべく生活感をなくしてお客様を堂々と呼べるお部屋にしたいとのことでした。
理想を実現するうえでの課題:
- 大物は今回買い替えない
ストレスの原因の1つであり、部屋の印象を大きく変える存在のソファ、そしてラグ。
今回はこれら大物は新調しないとのことなので(まだまだお子様たちが汚し盛りな年齢なので)、今あるアイテムを使いながら、どう雰囲気を変えるか!が一番大きな課題です。 - 安全面と衛生面に配慮した素材選び
子供が触ってもケガをしない、汚れてもすぐに洗える、といった点を重視したアイテム選びをしていきます。 - 飾りたいアートとお部屋との調和をどう取るか
基本的には「こういったお部屋にしたい!」というイメージを伺ってから、そのイメージにあった家具や小物などを選んでいきます。
が、今回は「絶対に飾りたいもの」がすでにあります。
そのアートと他のアイテムとのバランスを考えながら、理想のイメージを作っていきます。
それでは、お部屋がどんな風に変わったか ご覧ください♩
インテリアコーディネート Before→After
▼
▼
▼
▶今回のポイント:
- 嫌いなソファは覆って隠す!
買い替えないけれど、理想のお部屋の雰囲気にはそぐわないソファ。
今回は「覆って隠す作戦」で「青」を消しました!
淡いカーキカラーでお部屋の雰囲気と既存のラグに合わせました。
さりげないフリンジ付きのデザイン♪
お子様が汚しても気軽に洗えるよう、洗濯機洗いできる素材をセレクト。
カバーのずれを心配されていましたが、お子様がソファで飛び跳ねて遊んでもほとんどずれないです!とのこと。 - ソファ左右の壁面のバランスを取る
リビングにいても、ダイニング側からもアートが見えるようにこの場所に設置しました。
が、ソファ左右の片側だけにアートがあると、もう片側の壁面とのバランスが悪くなってしまいます。
空間の広さによっては大きなアート2枚というのもありですが、今回のお部屋では圧迫感が強いかなと判断。
小さめなアートを複数飾ってリズムを出しました。 - クッションをアクセントに
これまでは、ソファの付属クッション(ソファと同生地)を使われていましたが、カバーを取り外して新しく選んだクッションカバーで変身。
2個だったクッションも、バランスよく見えるよう1個プラスして計3個に。
壁のアートと色をリンクさせながら、レトロ&ポップ感が感じられるデザインのクッションを選んでみました。
ナチュラルなアイテムや主役のアートとの相性を考えて、色の彩度(鮮やかさ)はそれほど高くない色にしています。 - 家にあったものを活用
使われていないダイニングチェアがあったので、ぽっかり空いた空間のバランスを補うために設置。
グリーンを置いたり、サイドテーブルのようにちょっとした本置き場にするのもオススメ。 - 子供のおもちゃ収納を追加
子供のおもちゃ部屋は別であるけど、結局リビングに持ってきて出しっぱなしになっている・・・というお悩みがあったので、リビングで使っているおもちゃの一時的な片付け場所(出向先の住所ということで笑)として、かごを用意しました。
リビングでよく使うおもちゃをおもちゃ部屋まで毎回片付けに行くのは、大人でも面倒くさい作業だと思うので、よく使うものはこのかごにどかどかっと入れてしまうことに。
インテリア的にもかごがあることで、ちょっとしたアクセントに♪
ソファサイドの奥に配置したのもポイントで、近くまで寄らないとおもちゃのごちゃごちゃ感はさほど気になりません。 - 小さいことだけど・・・リメイクでちょこっと変身
お手持ちのアートフレームがダークブラウンカラーだったのですが、お部屋には合わない色だったのでちょこっとリメイク。
お客様と二人でマスキングテープを貼って色を変えました♩
せっかくフレームがあるので追加で購入するのももったいないというお気持ちと、ご予算の兼ね合いもあったので。
フォトフレームの色を変えるだけでも少し雰囲気が変わるの、分かりますか?
アートを飾っているけど、なんだか部屋になじんでいない気がする・・・という場合は、アート本体ではなくフレームのデザインが合っていないということもあります。
お部屋にある色&素材が使われているか?
それらが合っていれば大きく外すことはないので、ぜひチェックしてみてください。
なお、今回はご予算の都合とお客様のご希望により、お写真に写っていないエリア(TVボード側)は着手せず、ダイニングからも見えるこちらのエリアを優先的に模様替えしました。
TVボードもお部屋の雰囲気に合っていなくてお悩みの種になっていましたが、そちらもしばらくは買い替えのご予定がないとのことでしたので、DIYによるリメイクアイデアをご提案しました。これから少しずつ着手されるご予定だそうです♩
リメイクが完成したら、リビング全体のお写真も掲載できたらと思います。
T様、この度はご依頼いただき、またブログ掲載のご協力もありがとうございました。
今回ご家族がいない間に模様替えをしたのですが、帰宅されたご家族の反応がとてもよかったこと。
特にお子様が衣替えしたソファをとても気に入ってくださっているとのことで、うれしいです♡
いかがでしたでしょうか。
インテリアを構成するうえでは、家具やラグ、カーテンなど大物アイテムの影響力が大ですが、なかなか簡単に買い替えられないこともありますよね。
小物やディスプレイの仕方だけでも雰囲気は変えられるので、あまり予算はかけられないけどお部屋の雰囲気をなんとか変えたい!!という方にもぜひ挑戦していただけたらと思います♩
何をどう選んだらいいか分からないよー・・・という方には、オンラインでのご相談もお受けしておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
では、また!
ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると、更新の励みになります!