こんにちは、インテリアコーディネーターのkimicoです!
2月だというのに今年は暖かい日が多くて、なんだか春のようですね。
店頭にも色とりどりの花が並び、見ているだけでうきうきしてきます♩
毎月1回、地元の産直市場へ花を買いに行くのを習慣にしているのですが、ピンクと黄色のチューリップがかわいくて、ついつい手に取ってしまいました。
1月くらいから出回る花ですが、チューリップを見るとどうしても春を感じずにはいられません♡
みなさんはいかがでしょうか。
チューリップは切り花として楽しんでいる間にも成長する花で、茎が伸びたりにょろんと曲がったり。
そんなおもしろい表情を見せてくれるのも魅力のひとつと思いながら、茎の長さや花の具合に合わせて3種類のフラワーベースで2週間程度楽しませてもらいました♩
今回は上の写真のように、花を少しでも長い期間、そしていろんな表情を楽しむコツを、「フラワーベースの選び方」という視点でご紹介したいと思います。
これから花のある暮らしを楽しみたい!
フラワーベースってどういうのを買えばいいんだろう?とお悩みの方!
ぜひ最後までご覧ください。
目次:
花のいろんな表情を楽しむコツって? おさらい
「チューリップは切り花として楽しんでいる間にも成長する花だ」と先ほど書きましたが、ほとんどの切り花は活けた後に茎が伸びるということはなく、蕾が開花し、やがて朽ちる・・・という流れで終わります。
以前の記事でも触れましたが、花を長くキレイな状態で保つには、頻繁な水替えとその際に茎の切り口をカットして、新鮮な水を吸い上げやすくしてあげることが大切です。
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ということは、花の茎の長さはだんだん短くなっていくので、当初フラワーベースに活けた時とは少しずつバランスが変わっていきます。
この時に短くなっていく花たちに合わせてフラワーベースを徐々に変えていくと、同じ花でも違った表情を楽しむことができて一石二鳥、三鳥となります♩
では、どんなフラワーベースを用意すればいい?
ということで、3つの視点でフラワーベースの選び方をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
フラワーベースを選ぶコツ①:サイズ&形状
まず、最も大切なのがサイズと形状です。
サイズ:
フラワーベースを置く場所の広さとも関係してくるので一概には言えませんが、大きく分けて3種類程度のサイズがあると、いろいろな花を楽しめます。
大:高さ25~30cm程度
花束をいただいた際に活けやすい、そして一般的なインテリアで邪魔になりにくいサイズとして、この程度のものがあると便利です。
この程度のサイズのフラワーベースがあると、枝物も比較的活けやすいのでオススメです。
中:高さ15~20cm程度
フラワーベース・大に活けるには少し茎が短くなってきたな、という時に使いやすいのがこのサイズ。
サイズ感としては、花の存在感もありつつお部屋にも置きやすい、一番取り入れやすいサイズかと思います。
このあたりのサイズはデザインも豊富なので、いろんな種類をついつい集めたくなります♡
小:高さ10cm程度
花の最後(人生でいう余生にあたる時間)を楽しむためのフラワーベースだ、と私は思っています。
小さいサイズのフラワーベースがあることで、最後の最後まで花を美しく演出して楽しむことができます。
また、ちょっとした草花を活けるのにもいいサイズ。
草花のように茎が細い花は、茎が長いと上まで水が揚がりづらくしおれてしまうので、これくらいのサイズのフラワーベースに合わせて茎を短めにした方が比較的長く花を楽しめます。
もっと小さいサイズの一輪挿しなどがあってもまたステキだと思いますが、とりあえず押さえておくべきサイズは、上の3種類かな!と思います。
形状:
そしてサイズと合わせて注意しなければならないのが、形状です。
特に差し口の形状によって、花の活け方がだいぶ変わります。
それぞれの特徴をまとめたので、ご自分がどんな風に活けたいか、どんな雰囲気にしたいかに合わせて選んでみてください。
差し口が広い・大きい
▼メリット
・たくさんの花を活ける時に便利
・フラワーベース内が洗いやすい
▼デメリット
・少量の花を活ける場合は花があっちこっちに動きやすく、難しい
差し口が狭い・小さい
▼メリット
・1輪や少数の花を活ける時に便利
・フラワーベースの中で花が動き回りづらいので、バランスを取りやすい
▼デメリット
・フラワーベース内が洗いにくい
・フラワーベース内に湿気がたまりやすいので、茎にカビが生えやすい
フラワーベースを選ぶコツ②:色
次に選ぶポイントは、フラワーベースの色。
主役である花を活かすためには、フラワーベースはあくまで脇役でいる必要があります。
(いけばなの世界においては、あえて花器を主役にするといった活け方もありますけどね)
花を引き立てつつ、比較的どんなインテリアにもなじみやすいものを選んでみました。
クリア
色のない透明なフラワーベースは、どんな色の花にも、どんなインテリアにも合わせやすいフラワーベースの代表格です。
基本的にはどの季節にも使えますが、特に夏のインテリアにはその透明感・清涼感がぴったり。
夏はどうしても花がへたりやすいですが、茎が太めの比較的暑さに強い品種の花や葉物を活けるだけで、インテリアが華やぎます。
白
空間になじみやすく、シーズンレスで使えるフラワーベース。
シンプル、モダンなインテリアからナチュラル、北欧と様々なインテリアテイストにも合わせやすい色です。
黒
クリアや白と比べると似合うインテリアは少し絞られますが、黒が少しでも取り入れられているインテリアであれば、違和感なくなじんでくれます。
花の邪魔はせず、けれどフラワーベースとしての存在感も出してくれる、そんな色ですね。
デザインにもよりますが、花を活けていない時もお部屋のアクセントになってくれるものが多いのが、黒のフラワーベース。
どちらかというと、かっこいい、大人っぽい雰囲気のインテリア向きです。
茶色
白、黒と並んで意外と合わせやすいのが茶色!
フローリングや建具(ドア)、家具など、何かしらでインテリアに木製品を取り入れているお部屋が多いので、それらと同じ茶色というのは、実は相性がいいんです。
(逆にお部屋に茶色要素が何もない、という場合は浮いてしまうのでオススメしません)
自然界に存在する色でもあるので、花との相性がいいのは言わずもがな。
シーズンレスで楽しめる色のフラワーベースですが、落ち着きのある色なので秋・冬インテリアには特にオススメです。
フラワーベースを選ぶコツ③:素材
フラワーベースの多くはガラス製、陶器製のものがほとんど。
お手入れも考えると、このどちらかの素材のものを選ぶのが「これからフラワーベースを買って花を楽しむぞ」という方にはオススメです。
その他には、木製(中に水を入れた別容器を入れられるか注意)や金属、籐など、インテリアテイストに合わせて素材を選ぶのも楽しいですね♩
我が家のフラワーベースたち・一挙公開
最後に、我が家で使っているフラワーベースをざっと並べてみました!
写真は去年撮影したもので、実はこの後破損して泣く泣く手放したものもありますが。。
所有している数としてはこれくらいです。
特によーく使っているものだけピックアップして紹介させていただきますね。
SOCKERÄRT ソッケルエールト/IKEA
我が家のサイズ・大代表、といえばこれ。
花を買ってきて最初に活けるのに、だいたいコレを使っています。
白の琺瑯製はさまざまなインテリアに合わせやすく、IKEAでも人気のロングセラー商品です!
これと同デザインで少し小さいサイズの展開もあるので、お部屋に合わせて使いやすいサイズを選ぶのもいいですね。
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フロートベース クリア/ポッシュリビング
花と水が浮いたように見えるデザインが、シンプルながらユニークで好んで使っています。
差し口がそれほど広くなくあまり多くの花は活けられないので、複数のフラワーベースに分けて活けることが多いですが、それでも出場回数はサイズ・中の中でトップクラス!
ポッシュリビングさんには、その他にもステキなフラワーベースがいろいろありますよ。
▼商品はこちら
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ベース 95mm/アルヴァ・アアルト
インテリア好きな方なら目にしたことがあるであろう、言わずと知れた名品・アアルトのフラワーベースです。
差し口が広いのでたくさんの花をまとめて活けることもできるし、少量の花を片側に寄せて活けるのも好きです。
昨年あたりから北欧家具、食器、インテリア小物の価格改定が続いていて、私が購入した頃と比べるとびっくりするほどの価格になってしまいましたが。。
デザイン性、お手入れのしやすさとオススメポイントいっぱいのフラワーベースです。
▼商品はこちら
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ワードローブシリーズ ドレス/リサ・ラーソン
こちらは上の3つに比べると出場回数は少ないのですが、一番のお気に入り!なので掲載させていただきました♡
フラワーベースだけでもかわいい、花を活けるともっとかわいい♡と、べた惚れです。 フラワーベース自体の個性が強いので、個性的な花の一輪挿しとしてよく使っています。(私のインスタではよくその様子が投稿されています・・・)
▼商品はこちら
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いかがでしたでしょうか。
フラワーベースはあくまで花を活けるための道具ですが、それ次第で花をより美しく引き立ててくれるものでもあります。
これから花を生活に取り入れたい
花のある暮らしをしたい
花のあるインテリアを今よりもっと楽しみたい
という方の、これからのフラワーベース選びの参考になれば幸いです。
他にも、花を長ーく楽しむコツを以前にまとめています。
まだご覧いただいていない方は、ぜひぜひこちらもご覧ください♩
では、また!
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