インテリア(デザイン)と収納(機能性)の両立を目指すお家づくり

                                                                                  インテリアコーディネーターと整理収納アドバイザーの目線で、最適解なモノ選びやコーデのコツ、家作りの考え方などを発信しています。

我が家の造作キッチン!全貌をご紹介

こんにちは、インテリアコーディネーターのkimicoです!
 
我が家のキッチン風景については数回に分けてご紹介してきましたが、今回は造作キッチンの全貌についてご紹介したいと思います。
「造作キッチンて何?」という方は、先にこちらをご覧ください↓

では、Let's go♪
 

紆余曲折のあったキッチン計画

我が家のキッチン計画、実は紆余曲折がありました。
当初は予算の関係もあり、システムキッチンをメインで検討していたんです。
「ぶっちゃけしっくりくるのがないなぁ・・・」なんて思いながら、デザイン、機能性、金額の妥協点を探っていました。
造作キッチンは金額が高くなりがちということは分かっていたので、当初はあきらめていたんですよね。
ところが、設計士さんとのふとした会話で、造作キッチンでも意外と手が届く金額でいけることが分かったんです!
そこからはもう、それまで抑えていた造作キッチン欲がどわーっとあふれ出しまして、急ピッチで検討を始めました。
すでに着工済み、上棟日も決まっていたのでね。。
幸い我が家がお世話になった工務店さんはいろいろと融通を利かせてくれる会社だったので、急な路線変更にも嫌な顔をせず付き合ってくださり、頭が下がるばかりでした。
産後のボケ脳だった頃に思い立った計画だったので、不備がないか神経をとがらせ、回らない頭をなんとか動かして考えたものです。

ボケ脳についてはこちら↓

 

そうしてなんやかんやで完成したキッチンが、以下です。
 

造作キッチンの仕様

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形状:

キッチンを考えるうえでまず最初に決めるのが形状ですが、我が家はL型にしました。
システムキッチンのL型は、一般的には長手方向にシンクと作業台スペース、短手方向に加熱機器という構成が多いのですが、私はその逆が希望だったので、造作キッチンにすることでまずそれがすんなり叶うことになりました。
(システムキッチンの場合は、私が希望する逆パターンの構成ができないメーカーが多く、できたとしてもいろいろと制約があり、満足のいくキッチンを作ることが困難でした)

形状については、こちらで詳しくまとめています↓

 

材質:

・天板:ステンレス ヘアライン仕上げ/ナスラック

天板のみの製作を請けてくれるメーカーがあったので、そちらへお願いしました。
「ナスラック」という住宅設備メーカーです。

ステンレスキッチンを扱っているメーカーということもあり、天板のみというセミオーダーの受注も可能なようです。
(当初はこちらのステンレスキッチンも候補として検討していたんですが、思うようなL型ができず気持ちがくすぶっていました)
 

・幕板、収納部分:タモの集成材

タモは木目やカラーの美しさ、その硬さから家具やフローリング材としても人気の材木です。
フローリングで用いているオーク材ともとてもよく似ていて相性がいいので、セレクトしました。
 

設備:

・シンク:ステンレス(天板一体型)/ナスラック

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シンクは天板と同じくステンレス製です。
欲を言えば、角がこのようなラウンド形状ではなく、もう少しすっきりとしたスクエア形状が好みでした。。
が、それはもう上記メーカーでは対応できないため他へオーダーで製作をお願いするしかなく、そうなると数十万円レベルのコストアップになりまして・・・
数万円程度なら希望を通したいところでしたが、さすがに。
逆にきっぱりとあきらめることができたので、よかったと思うことにしています笑
ラウンド形状もシンクを洗いやすいというメリットがあるので、今はそれほど気にしていません。
 

・水栓:ニッケルサテン水栓/toolbox

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一般的に出回っている水栓はクロムメッキ仕上げのものが圧倒的に多いのですが、天板の艶消しステンレスと合わせたい!という気持ちが強く、いろいろ探した結果こちらのニッケルサテン仕上げの水栓にたどり着きました。

いろんなメーカーが出しているグースネックデザインもステキだし、グローエなどの特徴的なデザインの水栓もステキだし・・・
(↓こんなんとか)

と、水栓単体での憧れはいろいろとあったのですが。
我が家はキッチンとダイニング間の隔たりとして、壁を立ち上げてカウンターを作っているので、ダイニング側から中途半端に水栓の上部が見えることになります。
個人的には、デザイン性のある水栓を選ぶのであれば、オープンキッチン又は壁付けキッチンの方がキレイに映えると思っています。
何より艶消しステンレスに合う仕上げの商品自体がなかなかない。。
ということで、ここは形状よりも仕上げにこだわり、形状はシンプル、且つ少し小ぶりなこちらの商品に至りました。
造作キッチンは水栓だけ取り換えるのも比較的簡単にできるので、「やっぱりもう少しデザインを楽しみたい!」と気持ちが変わったら、将来的には模様替えするかもしれません。
 

・加熱機器:DELICIA/Rinnai

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我が家はガス派です。
IHの最大のメリット「お手入れの楽さ」にもだいぶ惹かれましたが、やはり火力の物足りなさが気になってガスにしました。
どちらがいいか論争は、もう価値観によって異なるものなので、私個人が「ガスがいいよ!」とオススメしたいわけではありません。
将来的に高齢になったら火を扱うのは危なくなってくるかもしれないので、そうなったらIHへ交換をすればいいかなとも思っています。
ガスも自動消火機能が充実しているので、ひと昔前のものと比べたらそれほど心配する必要はないかと思いますが。
それよりも、子供が小さいうちは多少危険もありますが、「火で料理する」というところを見せたいなというのが夫婦の共通意見でした。
 
ちなみにグリルでパンも焼けるので、我が家はトースターは置いていません。
ガスだとカリッとおいしく仕上がるので気に入っています♪
 

・ビルトイン食器洗い乾燥機:M9シリーズ(浅型)/Panasonic

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以前のweb内覧会をご覧くださった方はあれ?とお気づきかもしれません。

はい、先日追加工事で設置してもらいました。
食器洗いは嫌いではないので、食洗機なんて別になくてもいいかー、家族も3人と多くないし。
と軽く考えていたのですが、小さな子供を抱えての生活では、思っていた以上にその食器洗いの時間さえもなかなか作りづらく、その時間があるなら子供の相手をしてあげたいな、とも思いまして。
入居して2年ちょっと、ようやく我が家に迎え入れたのでした。
 
新築時に最初から設置した場合と比べると、どうしても工事費がよけいにかかってしまいましたが、
「なんとなく採用して使わなかったとなるよりも、なくては困ると実感したうえでの採用なんだから、勉強代と思えばいいんじゃない♪」
と、建築時に「いらないっしょ」と軽く受け流したことを実は未だに反省している夫がポジティブに転換してくれたので、そう思うことにしておきます笑
 
商品は、昨年販売されたパナソニックのM9シリーズです。
機能についてはより詳しいサイトがいろいろとあるので、興味がある方はリサーチしてみてください。
深型/浅型と種類があり、「できるだけ大きい方がいい」というのが食洗機を選ぶ際のセオリーのようですが、我が家はスペースの制約もあり、浅型一択でした。
とはいえ、今のところ食洗機可能な食器や鍋はひと通り入ってくれるので、特に不満はありません。
慣れるまでは入れ方に少しコツがいりますが。
 
ちなみに、商品の売りのひとつになっている「ムービングラックプラス」というラックは、それがあることで出し入れに非常にストレスを感じたので、早々に取り除いてしまいました。
 

・収納

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1段のみ引き出しを作ってもらい、他は全てオープンの可動棚にしました。
よく使うザルやボウルなどは、見なくてもすっと手を伸ばせば取り出せるので楽です。
また、ライフステージによって必要な鍋類の数やサイズも変わると思うので、それに合わせてフレキシブルに収納を変えることができるのも魅力です。
ご覧のとおり、今のところはまだスペースに余裕があります。
 
ひとつ注意点を挙げるとすると、オープン=丸見えなので、置くものに気を配る必要があることでしょうか。
機能性さえよければ見栄えなど別に気にしないよ!という方はいいですが、私の好みとしては見えていてもごちゃつき感があるのは嫌なんです。。
(「ほどよい生活感」が理想です)
見えてもいい、他とケンカしないデザイン、素材のものを選ぶようにしています。
 
 

いかがでしたでしょうか。
この仕様で、当初検討していたシステムキッチン(真ん中くらいのグレード)とそれほど変わらない金額で造作キッチンを手に入れることができました。
オープン収納で扉や箱物が少ないのも、コストダウンの大きな要因になっているので、しまって収納したい方は金額がもっと上がることを覚悟した方がいいです。
あとは天板をセミオーダーできたことも大きいと思われます。
どんな素材で作りたいかによって完全オーダーになってしまうのか、今回の我が家のようにセミオーダーで対応できるのかが異なるので、造作キッチンにしたいけど予算が・・・という方はぜひ設計士さんに相談してみてください。
 
次回は、キッチンで使用している収納アイテムや小物などをご紹介したいと思います。
どうぞお楽しみに♪
 
 

以上、どなたかのご参考になることがあればうれしいです。
ではまた!
 
 

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