インテリア(デザイン)と収納(機能性)の両立を目指すお家づくり

                                                                                  インテリアコーディネーターと整理収納アドバイザーの目線で、最適解なモノ選びやコーデのコツ、家作りの考え方などを発信しています。

色のある暮らし♩ インテリアに色を取り入れてみませんか

こんにちは、インテリアコーディネーターのkimicoです!
 
日本では、モノトーン、自然の素材色を中心にしたナチュラルインテリアなど、あまり色を用いないインテリアが主流ですが、私はインテリアに色がある方が好きなのでなるべく取り入れるようにしています。
特に子供が小さいうちは、いろいろな色に触れてほしいなぁという思いもありまして。
 
扱う色が増えると、ファッション同様インテリアもコーディネートが難しくなるので、敬遠されている方もいらっしゃるかもしれません。
が、別にセンスがなくてもルールを押さえていれば、誰でも雰囲気よくまとめることができるんですよ。
 
今回は我が家の一番カラフルな場所を例に、カラフルインテリアの魅力をお伝えできたらと思います。
それでは、どうぞお付き合いください♩
 

壁面ディスプレイで楽しむ色のある暮らし

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写真は我が家のスタディースペースで、現在はもっぱら私が使っています。
ご覧のとおり、にぎやかな空間です。
ダイニングに隣接しているので、壁面はダイニング同様のグリーンでペイントされており、その壁面に色のあるアイテムをいろいろとディスプレイしています。
 
この空間で使っている色をまとめてみると、
グリーンをベースにカウンター(タモ材)の明るめウッドカラーがあり、ブルー、オレンジ、イエローなどがアクセントとしてちりばめられています。
インテリアにおいて、使う色は3~4色にしておくとまとまりやすいですよというのはよく聞く話ですが、これはあくまで「無難にまとめるセオリー」です。
ご自宅でしたら自分と家族だけの空間ですから、必ずしもそれに従う必要はありません。
(空間の使用目的に合わせた色選びや、長時間快適に過ごせるかという視点は大切です)
 
とはいえ、ただ自分の好きを詰め込むだけだと雑多な空間になってしまうことも。
「無難にまとめるのはつまらないな」「自分の好きな色をインテリアでも楽しみたい!」という方は、ぜひ!
色選びのルールを少し意識してみましょう。
 
では、そんなルールについて次の項でまとめたいと思います。
 

少し意識するだけで変わる!色の選び方

色のトーンというのは聞いたことがあるでしょうか?
 

トーン:
色の明るい/暗いを表す「明度」と、色の派手さ/地味さを表す「彩度」、この2つの組み合わせによって表現される色の調子のことをいいます。

純色(白や黒が混ざっていない彩度の最も高い色のこと)に白や黒の無彩色を混ぜ、明度と彩度を調整することで、同じ赤でも、鮮やかな赤落ち着いた赤やわらかな赤・・・といろいろな色ができます。

そんなトーンをまとめたのが、下のカラーチャートです。
同じサークルの色が同じトーン。
トーンが違うと、色(専門的には色相)のイメージも全然違うものになりますよね。

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トーンを詳しく解説していくと難しく長い話になってしまうので、今回はとりあえず上のチャートに挙げたトーン群の名前と特徴だけまとめておきます。

  1  ビビッドトーン/Vivid tone  鮮やかで強い色
  2  ブライトトーン/Bright tone  明るいにぎやかな色
  3  ストロングトーン/Strong tone  強烈な色
  4  ディープトーン/Deep tone  濃い深みのある色
  5  ライトトーン/Light tone  明るく軽い色
  6  ソフトトーン/Soft tone  柔らかい色
  7  ダルトーン/Dull tone  さえない穏やかな色
  8  ダークトーン/Dark tone  重厚で暗い色
  9  ペールトーン/Pale tone  淡いクリアな色
 10  ライトグレイッシュトーン/Light grayish tone  穏やかな色
 11  グレイッシュトーン/Grayish tone  地味目で渋い色
 12  ダークグレイッシュトーン/Dark grayish tone  濃く重い色
 13  ベリーペールトーン/Very pale tone  淡く薄い色
 14  ペールグレイッシュトーン/Pale grayish tone  淡く鈍い色
 15  ミドルグレイッシュトーン/Middle grayish tone  やや濁った色
 16  ベリーグレイッシュトーン/Very grayish tone  とても渋い色
 17  ベリーダークトーン/Very dark tone  濃く深い色

 

なぜいきなりこんなチャートを用いて説明しているかというと、色を多用する場合この「トーン」を揃えることがとても大切だからです!
 
我が家の壁面を例に解説してみると、

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グリーンブルー水色オレンジイエローの色がありますが、どれも少しくすんだトーンであることがお分かりいただけるでしょうか?
上のチャートでいうと、「ダルトーン」あたりに該当します。
これが、グリーンはペールトーンで、ブルーはビビッドトーン、オレンジはソフトトーン、イエローはグレイッシュトーンといった具合にバラバラのトーンのものを組み合わせると、少し散らかった雰囲気になってしまいます。

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もちろんトーンが異なる色同士を組み合わせた素敵なコーディネートもありますが、それはけっこう上級テクニック。
いまいち色合わせがうまくいかない・・・という方にはハードルが高くなってしまうので、まずは基本の「トーンをそろえる」がオススメです。

 

トーン別のカラーチャートを見ても、見慣れていないとなかなかトーンの違いが判別できないかもしれません。
これを機にこの色は「何トーンだろう?」と、チェックするクセをつけると、だんだん色選びが分かるようになって楽しくなってくるはず♪
この色選び、トーンについてはインテリアに限らず、ファッションでも共通して言えることなので、覚えておいて損はないですよ♪♩
なお、これはあくまで違う色相(赤とか青とか黄とか)を同時に使う時のルールで、同じ色相を使うのであれば、異なるトーンを組み合わせてもおもしろいコーディネートになるかと思いますよ。
(ビビッドな赤に+ダークな赤+ペールトーンの赤・・・など)

これから少しでも、色について意識していただくきっかけになれば、そして色のあるインテリアを楽しむきっかけになればうれしいです。
 

ではまた!
 
 

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